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ポップに煽られるたちなのである。
だって大森望さんに、「時代SFの最高峰。歴史的傑作!」っていわれちゃああなた。
そして、メカ好きなのである。さらにオートマータとかに反応する。藤田和日郎の、からくりサーカス、全巻もってたりするのである。

てなわけで読みました。

読了して、最高峰とか歴史的うんぬんとかは残念ながらそこまで響かなかったけれど、気持ちのいい爽快感と、軽い充実感は十分、得られたなあという印象。
特に最初の一話は、白眉。2012年のさまざまなアンソロジーにとりあげられたとあったけど、うべなるかな。ああそうか、って、終わってからその設定を思い出してあらためてじっくりと騙されるほど、ひきこまれていた。

ただ逆に、この一作のあまりの完成度に、後半わたしなんかは、もうこれで完結にして、終わり切ってよかったんじゃないかって思ってしまったけれど。
あまりに切なく美しい話だったので、いわばそれに続くほかの物語のすべてがなんだか、後追いの後日談として、凡庸に見えてしまった、といったら大袈裟すぎだろうか。
しかしそうなのである。
もはやそれ以上は語ってくれるな、潔く幕引きにしませんか、と。

だからAmazonの紹介にあったような、儚いエロスもオートマータの恋情も、政治的な策略合戦も、あたしには余分、あるいは過分であった、と、すこしだけおもう。

ステージで輝いていたスターを舞台裏で拝見して、嬉しい反面、夢の終わりを実感してしまうような。



いやもちろん、スターのリアリズムは、それとして愛しますけどね。
ただそう、なんだかそうね、うーんっとね、


ま、とりあえず、読んでみてよ。
感想聞かせて。


って誤魔化しちゃっても構いませんか?