大沢在昌といえばもちろん新宿鮫などに代表される男らしいサスペンスなのだが、ご存知強い女性を書かせても素晴らしく、『魔女の笑窪』『相続人TOMOKO』『撃つ薔薇』など、とにかく強く・美しく・カッコ良い。
そんな大沢作品に、またあらたなヒロイン誕生。行動から遡ってターゲットの過去の行動を予測する能力に優れている奈々。統計学の教授にみそめられ結婚し、子供と幸せな生活をする傍で淡々と計画を実行し、ターゲットを「無力化」する。
特殊能力を備えたヒロインの場合、そこにスポットライトをあてるためか単独行動になることが多く、ゆえに見せ場としてどうしても庇護者の登場や力のある男性パートナーとの絡みなどが用意されることが多いのだけど、この作品にはそういったお約束シーンもほとんどなく、純粋に謎解きが楽しめたのがよかった。
途中から、でしょ?よね?みたいな、流れはある程度大沢ファンならばわかると思うけど、それが目的?え、そっち?と、怪しい人がでてくるたびにゴロゴロ転がるシナリオの揺れがいい。
新宿鮫みたいなシリーズだとどうしても、この人は死なないとか逆に死亡フラグが目立ちすぎるので、こういった単発の、鮮度が高くてきちっとした作品、嬉しいなあ。
ま、万が一にもこの作品がシリーズ 化なんてことになると、奈々の不老不死化に限りなく近づくだろうから、それは願わずにおこうかな。
そんな大沢作品に、またあらたなヒロイン誕生。行動から遡ってターゲットの過去の行動を予測する能力に優れている奈々。統計学の教授にみそめられ結婚し、子供と幸せな生活をする傍で淡々と計画を実行し、ターゲットを「無力化」する。
特殊能力を備えたヒロインの場合、そこにスポットライトをあてるためか単独行動になることが多く、ゆえに見せ場としてどうしても庇護者の登場や力のある男性パートナーとの絡みなどが用意されることが多いのだけど、この作品にはそういったお約束シーンもほとんどなく、純粋に謎解きが楽しめたのがよかった。
途中から、でしょ?よね?みたいな、流れはある程度大沢ファンならばわかると思うけど、それが目的?え、そっち?と、怪しい人がでてくるたびにゴロゴロ転がるシナリオの揺れがいい。
新宿鮫みたいなシリーズだとどうしても、この人は死なないとか逆に死亡フラグが目立ちすぎるので、こういった単発の、鮮度が高くてきちっとした作品、嬉しいなあ。
ま、万が一にもこの作品がシリーズ 化なんてことになると、奈々の不老不死化に限りなく近づくだろうから、それは願わずにおこうかな。