読書の効果 | Gather your energies!! ~全力を出し切ろう!!~

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 普段から英語や国語を教えているので、読書の重要性を考えることがよくあります。学生の頃から塾講師をしていたので、もう20年以上になりますが、本を読まない子は少し集中力が低い子が多い気がします。人の話を聞いている時の表情に、なんとなく「没頭感」がなく、「注意散漫」な感じを受けます。また、勉強体力(本やテキストに向き合って、一定時間勉強し続ける体力)も低く、1、2時間で根を上げてしまう子もいます。

 

 アップワードでは「理社マラソン」というイベントを行っていて、定期テスト前の土曜日に、理科・社会のプリント暗記・演習授業を行うのですが、たった3時間の授業時間にもかかわらず、外部生(塾生ではない子)の多くは30分ほどで疲れた表情を見せることがあります。塾生はもう慣れているのでしっかり取り組めていますが、コツがわからないのかなかなか集中できない子も中にはいます。

 

 読書の効果は色々知られているところです。①様々な話題に対応できるようになる②語彙力がアップする③国語力が上がる④文章力がつく⑤偉人の考え方が身につく⑥コミュニケーション能力が上がる⑦非日常の世界感を体感できる⑧想像力が高まる⑨記憶力が鍛えられる⑩脳内の働きが活性化される・・・etc

 

 読書をすると、たくさんの言葉に触れることができます。普段話しているのは当たり前ですが「口語表現」なので、分かりやすく、話し相手と1:1のワンパターンの表現しかありません。ところが、読書は、背景やジャンルによって様々に変わる言うなれば「専門用語」だらけなので、先の展開を予想する「推測力」が必要となります。特に受験ではどの教科でもこの「推測力」と、すでに与えられている事実をどう判断するかの「解釈力」が必要となるので、読書の習慣をつけることは受験の観点から言っても重要であると言えます。

 

 人間の文化は「余分なもの」で、人間の進化は「減らすこと」で発展してきました。言葉はまさに余分なものです。とりあえず困らない表現はあっても、よりよく伝えるために、比喩や慣用句などの修辞法、時には外来語をそのまま使うこともあります。必要かどうかで言うと優先順位は低くなります。対して、機械化・コンピュータ化によって目指されているのは真反対の「効率化・一本化」です。

 

 最近紙の辞書を持っている子が減ってきました。先日もすごく学校の勉強ができる子が英和辞書を持っていなかったのはびっくりしました。辞書は最短で知らない言葉を探すことを得意とはしていません。それはコンピュータの検索エンジンに任せればいいのです。例えば、storageの意味を英和辞典で調べている時に、store(店)、stop(止まる)に目が行き、「あれ??もしかして、『止まる』『そのままにしておく』という単語は、st-がつくのでは?? そうか!! stationも stayもそうか!! storage貯蔵・保管 覚えたぞ。 あれ、じゃあ、mileageはどうなんだ??・・・」と続いていくのが楽しいのです。 

 

 読書の効果については、これ!!というものは人それぞれだと思いますが、僕は今述べたように、言葉に興味を持つことかなと思います。効率化や一本化は機械に任せて、人間は一見すると余分なもの(僕はそれを「文化」と呼んでいますが、、、)、そう言った文化的なものを蓄えていったり、耕したりすることが文化だし、国語や英語の根本だと思っています。<ちなみに英語の culture(文化)はcultivate(耕す)に語源があります。> 

 

 子供たちにはたくさんの人や本に出会って、自分の心を豊かに育んで欲しいと思います。

 

 

 今回は最近僕が読んだ本を紹介しようと思います。

 

 

「スタープレーヤー」〜恒川光太郎〜

●突然目の前に現れた男にくじを引かされ一等を当て、異界へ飛ばされた主人公。「十の願い」を叶える力を手に、想像を絶する冒険の幕が開く!!

●久々にファンタジーを読みました。カバーの絵に惹かれて思わず手に取ってしまい、一気に読んでしましました。

●続編の「ヘブンメイカー」も秀逸!!