こんにちは!

50代の女性の生き方を発信している
山口朋子です

私の知り合いに、IBMから
社員16人のベンチャーに転職し、
そこでのコンペに300戦勝ち続けた人がいます。

300戦ですよ?
無敗で「選ばれ続けた」わけです。

その方とは、井下田久幸さんと言います。
 
最近、『選ばれ続ける極意』という
本を出版されました。



10年ほど前に、あるセミナーで知り合い、
交流会などでご一緒する機会があって
何度かお話しさせていただきました。

彼を見ていると、仕事ができる人、
信頼される人、ファンを増やす人だなと
つくづく思うのです。
 
これって、起業家ならば、
ぜひとも欲しい資質ですよね?
 
私は、起業家と起業家の卵15000人を
見てきているので、どんな人が
この先、成功するのかなんとなく分かります。
 
でも、この本では、その成功の秘訣が、
全て、行動や実例で、書かれており、
バッチリ言語化されているのです。
 
たとえば、本書では、
 
 
選ばれ続ける人がやっていること
→仕事の返事はOKもNGも即答で。

と書かれています。

私は日頃、自分の塾生と一緒にイベントを
することがありますが、
何かを決める時に、返事が遅い方がいます。

かと思うと、連絡をすると、
パッと返事をくれる方もいて、
私からしてみたら、どちらと
気持ちよく仕事ができるかというと、
やはり後者なんです。

ビジネスにおいてスピードは
価値になります。
相手の時間を大切にする、
すなわち、相手を大切に扱うことと同じ。

そんな人は選ばれやすいし、
信頼もされやすいのですね。



(出版講演会での井下田氏。話も面白い!)
 
 
(講演会後に記念撮影)

井下田さんが、本書で繰り返し
書かれていることがあって、
おそらくそれがいちばん言いたいことなのだと
私は感じました。

それは、
 
 
能動的であること

かつての日本では、上から言われたことを
素直に行うことがもてはやされた時代もありました。

でも、今はAIに我々の仕事が
取って代わられようとしている時代。

受動的に、言われたことだけをしていては、
選ばれないのです。
 
自分で、考えて動ける力。

実は、起業家にも求められている資質です。

たとえば、あなたは、
ネットを見るための
ブラウザは何を使っていますか?
 
ブラウザなんてどれも同じだと思います?

実は、PCやスマホを購入すると
最初から入っているIEやSafariを
使っている人よりも、
わざわざChromeやFirefoxなどを
インストールして使っている人の方が、
自分で考えて動ける人だ」と
筆者は書いているのです。

前者のブラウザを選ぶ人の特徴は、
現状をあるがままに受け入れるタイプ。
 
後者のブラウザを選ぶ人の特徴は、
常に何かもっと良い方法はないかと
模索し実践するタイプなのですね!

ちなみに私は、ブラウザは
Chromeを使っています。

ついでにいうと拡張機能も
いろいろ使ってカスタマイズして
使っています。

このブログも、アメケアという
Chromeの拡張機能の有料ツールを
使って書いています。
(定型文を自動挿入してくれるなど
超便利なのです!)

こういう能動的なタイプは、
ビジネスでも相手に良い提案が
できるので、選ばれやすいと
著者は本書で書いています。

井下田さんは、お会いすると
ガツガツしたところが全くなく、
とても品のある方なのですが、
モットーは、
 
来た時よりも美しく
 
なんだそう。
 
選ばれる人は、戦う前の日常で
勝負しているというのですね。
それも無意識に。

どこで誰が見ているか分かりません。

勝負どころがやってきて
そこでいきなり着飾っても遅いのです。

SNS時代の今、あなたが
いくら自分のフィードでは
良いことを言っていたとしても、
他人の投稿にネガティブなコメントを
書き込んでいたり、
自分のお客様ではない人に
失礼な態度をとっていたりしていたら
その品格は相手にも伝わるのです。
 
私も身が引き締まる思いで
この章を読みました。

そして最後に大切なことを。
 
選ばれる人は、実は選んでいる

私が本書で、いちばん響いた言葉です。

井下田さんは、就職する時に
日本IBMを自分から選び、
この1社しか受けなかったそうです。

まず、自分が自分に相応しい場所を選ぶ。
そして、そこから選ばれるための
努力をする、という順番なのですね。

「選ぶ」という能動的感覚を持つことは
相手から見ても信頼感につながるし、
自分を卑屈にさせず、常に前向きに
生きるためにも大切な感覚なのです。

たとえば、面接試験の時は、
こちらからも面接官に質問するくらいの
能動的なアクションが、
選ばれるためには必要だということです。

そういえば、私も以前、
彩塾の説明会をしていた時に、
「この人が彩塾に入ってきたら
みんなに良くない影響がありそうだ」
と思った人は、やんわりお断りを
していました。

お金を払うのはお客様ですが、
こちらからも相手を見て、選んでいたのです。

それは、彩塾という環境を守るために
主体的に判断したからでした。

でもこういう私の行動が、
結果として多くの方に彩塾を
選んでいただくことになったのですね。


もしあなたが、売れる起業家になりたい
と思うなら、お客様から
信頼され、愛され、選ばれる人に
なりましょう。

本書は、そのためのバイブルに