こんにちは!

50代の女性の生き方を発信している
山口朋子です
 
最近読み終わった本が心に響きました。

『DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)』

タイトルが秀逸ですよねびっくり

 
私はいま55歳。

まだ数年は仕事を中心とした生活だろうと
思っていました。

が、この本を読んで考えが変わりました。

仕事ばかりしている場合じゃないと。
 
仕事は確かに面白い。

自己実現の場だし、お金も入ってくる。
やりがいや楽しいこともたくさんある。

引退したら、好きなことをするんだ、
旅行に行って、趣味もやって、あれもこれも・・・

いや、待てよ。
引退っていつなんだ?

自営業には、定年がない。

やろうと思えば、70歳でも80歳でも
仕事を続けられる。

いつか行こうと思っていたヨーロッパのあの街。

80歳になって行けるのか?

行けたとして楽しめるのか?

20代で身軽に楽しんだヨーロッパ旅行と
80代でやっとこ行くヨーロッパ旅行。
 
同じ旅行でも、行動範囲も嗜好も違うはず。

確かにお金はあるかもしれない。

ファーストクラスに乗って良いホテルには
泊まれるかもしれない。
 
でも、気力や体力は、若い頃よりはないだろう。

だとしたら。

お金は、元気な今、経験に使うべきなのだ。
 
「いつか」「いつか」と先送りしていた未来を
ぐっと今に引き寄せる必要がある。

お金を、今やりたい経験に使うのだ。

1日も早く!

本書では、資産を減らすタイミングは、
45〜60歳が良いと書かれている。
 
老後を待たずに経験にお金を使おうというのが
本書でいちばん伝えたいメッセージなのだ。

私の心が動いたエピソードがこれ。
 
"娘たちが小さかった時に何度も見た『くまのプーさん』
の映画を見ようと10歳の次女を誘ったら断られてしまった。
あらかじめこうなることを知っていたなら、
私はもっと娘たちと一緒にこの映画を観ようとしただろう”
 
そう、人生は次々とステージが移行していく。
永遠なんて、ない。
 
それは何度も小さな死を経験することと同じ。

いつまでも子ども用プールで遊べるわけではないのだ。

私たちは、いつでもその気になったらできると
思っているけれど、時間が経つともうできないことも多い。

どんな経験でも、いつか自分にとって
人生最後のタイミングがやってくるのだー。
 
だからお金を残すことよりも、
お金を使い始めないといけない。
 
これこそが人生を豊かにする考え方なんだ。

奇しくも今年もあと2日。

また新しい年がやってくる。

これからの私の人生の中で
いちばん若い1年だ。
 
まず、後回しにしていたヨーロッパ旅行に行く。

札幌に拠点を持つ話も具体的に動かそう。

小さなアイドル(孫のZENくん)と過ごす時間の確保。

仏教からの学びをまとめた本を書こう。

麻雀仲間と温泉旅行にも行くぞ。
 
大切な人たちにもっと時間もお金も使おう。

年末に読むにはとても良い本でした。