こんにちは!

50代の女性の生き方を発信している
山口朋子です

お盆休みはいかがですか?

台風が近づいている地域は
十分ご注意くださいね。

さて、私は帰省する予定もなく、
お盆休みは、のんびり読書をして過ごしています。

普段なかなか読めない厚い本を
一気に読んだりして。

この本も600ページもあって
強敵だったので、本棚にずっと鎮座していました。

 

 

友人に良い本だと紹介されて
すぐに購入したものの、あまりのページ数に
おののいて、手を出せなかったのです。

お盆休みに読んでみたら、
やはり良い本でした。

さすがAmazonで1400以上の高レビューが
付くだけありますね。

ハーバード大医学大学院の遺伝学教授である
著者は、老化について研究し、
その結果を本にまとめました。

いつまでも若く、健康であることは
可能なのか?

それは、YESだと著者は言います。

人間は、120歳まで健康で生きられると。

老化は、治療できる病なのだと。

では、老いない身体は、どうしたら
手に入るのか?

それを600ページにもわたり、
自説を展開しており、専門用語もたくさん出てきます。

その中で、我々が今日からできることを、
自分の覚え書きをかねてわかりやすく残しますね。

食事。これは、食べ過ぎないこと。

空腹でいる時間をのばせばのばすほど、
身体には良いのです。
16時間断食もGOOD。

食事の量と回数を減らすこと。

添加物や加工品をとらないこと。
肉(アミノ酸)や砂糖も。
 
長寿遺伝子サーチュインを発動させると
傷ついたDNAが修復される。

サーチュインは、適度なストレス
(空腹、運動、寒暖差など)で発動する。

そのため、人体にとって、空腹が、
長寿につながるのです。
 
運動は、一時的に心拍数や呼吸数を
上昇させる運動がよく、ゆるやかな散歩を
1時間するよりも、5分間、
高強度インターバルトレーニング(HIIT)を
する方が効果的。

また、温度差があると、褐色脂肪細胞が
活性化する。
褐色脂肪細胞は、寒さで活性化するので、
寒い時にTシャツ1枚で外で運動するのは
実は、長寿には良いのです。

サウナで人工的に温度差を作るのもいいとのこと。

私たちの長寿遺伝子は、ぬくぬくと
快適に暮らしていると、発動しないようですね💦
 
ただし、ストレスといっても
タバコなどの刺激物は、逆効果。
ただダメージだけを与えるので
化学物質や放射線などは避けること。


では、老化を治療する薬はあるのか?

研究では、メトホルミンという
糖尿病治療薬が、老化にも効くという。

メトホルミン服用で、認知症、心血管系疾患、
がん、虚弱、うつ病になる確率が低減される。

が、残念ながらメトホルミンを
アンチエイジング薬として処方することはできない。

かわりに、レスベラトロールという成分が
似た成果があり、ワインなどに含まれる。

最近では、サプリメントとして、
ニコチンアミドリボシド(NMN)も
売られており、こちらは市販で入手可能。

本書では、糖尿病治療のため、
メトホルミンとNMNを
服用し始めた70代の著者の父親が、
これらを飲み始めてから、疲れにくく
イライラが減り、頭もハッキリしてきて、
10代の若者のように動き回っていると書かれている。

さらなる老化の治療薬の研究は進んでいる。
 
そして、自分の遺伝子を知ることで
長生きするための予防策を知ることもできる。

今後そういうビジネスも出てくると思われる。

そうなるまでに、わたしたちにできることは
死ぬまで付き合っていく身体を
長持ちするように扱っていくことだと思う。

この本を読んで、適度がストレスが
長生きには良いと知って、意外に感じたけれど
でも、仕事や趣味に忙しくしている80代の方が、
家でじっとしている70代よりも
はるかに若々しく見えるなぁと納得。

適度なストレスがあることで
長寿遺伝子が活性化しているのですね。

科学技術は驚くほどの速さで進歩しています。

必ずしも長寿が幸せとは限らないけど
(そこにはさまざまな問題も含まれるので。
たとえば、大量消費・大量廃棄問題、
高齢の政治家、社会保障の問題、
貧富の格差など)
人生の中で健康でいる時間が
長くなるのであれば、できることもたくさん増えます。

長寿社会をどう生きていくのかを
考えることも大切なことだなと思いました。



長くなった寿命を自分は何に使うのか。
 
私は、まだ見ぬ世界のいろいろな景色を見たいし、
いろいろな人と交流したいと思う。
 
高齢者も元気に生活できるのなら
彼らが活躍できる社会にならないといけない。
 
自分が社会に貢献できることは何なのか、
それは実は起業において大切なこととも
かぶるので、私の永遠のテーマになりそう。

いろいろ考えさせられる良い本でした!