こんにちは!

50代の女性の生き方を発信している
山口朋子です

娘が小学校2年生の時のこと。
「学校の宿題をやりたくない」と言いました。

「やりたくない教科の宿題で、やる気が起きないから」

「やりたくないなら、やらなくてもいいとママは思うよ。

やらないと、どうなるんだと思う?」

 「先生に怒られる」

 「そうだろうね。やらないことの責任を自分で取るなら
やらなくてもいいと思うよ。
宿題をやって、先生に怒られない道を選ぶのか、
やりたくない気持ちに従って、宿題をせずに
先生に怒られることを選ぶのか、自分で決めてごらん」

その日、娘は、宿題をしませんでした。


そして、次の日に案の定、娘は宿題をしないことで
黒板に名前を書かれて、怒られたそうです。

当時、娘のクラスでは、連帯責任を学ばせるために、
担任の先生が、班ごとにグラフを作っていて
1人でも宿題をしない子がいると、その班は
その日は、丸がもらえない仕組みになっていました。


当然、娘は班の子たちに責められたそうです。
「おまえ、なんで宿題やってこないんだよ!」と。

娘は、自分で、宿題をしないと、いろいろな責任を自分で負うんだ、ということを学びました。

以来、宿題をしたくない、と言う事はなくなりました。



が、この話にはまだ後日談があります。

その週に、たまたま同じクラスの子のママと会う機会がありました。

そこで、そのママが私に言いました。

「娘に聞いたんだけどね、お宅の○○ちゃんが、宿題をしないせいで、班の子に迷惑がかかっているらしいの。
ママから、お嬢さんに宿題をするようにちゃんと言ってね」


たぶん、軽い気持ちで言ったのでしょう。

当然、私が「ごめんなさい。そうさせるね」
という事を100%期待していたのでしょう。


でも、私の答えは、
「うちは、宿題をするかどうかは、本人に決めさせているの。
本人がやりたくないのなら、私からは言えないから」


そのママは、目を白黒させていましたね(笑)

面倒な人だと思われたかもしれません。

こんなことを言うお母さんは少数派なんだと思います。
 
でも、私はそんなふうに子育てをしていました。



我が家では、自分の責任は自分で取るという習慣を
小さい時から付けさせていました。

親の価値感で方向付けをすることもしませんでした。

「これが正しいから、これをするべき」
なんて、恐ろしくて、私は誰に対しても言う事はできません。


それが、正しいなんて、誰にもわかりません。

何か言うとしたら、「ママはこう思う」と自分の意見として
言う事はありますが、あくまでも、判断するのは自分で、
というスタンスで接していました。

(小学生の頃の娘。
こんなおてんばさんが、今や一児のママです)
 
 
子育てって、家族の数だけあります。

正解なんてないと私は思っています。

自分の意見を押し付けてくる人が苦手で
育児本などもほとんど読みませんでした。

なので、こちらの本も↓最初は
「誰かの育児の体験談だったら興味がないなあ」
って思っていたのです。

佐藤友美さんの
『ママはキミと一緒にオトナになる』

 



佐藤友美さんの髪についての本は大好きで、
何冊も持っています。

 

 

ところが、先日、ご本人とお会いする機会があり、
いろいろお話をしました。

(二子玉側の河川敷でバーベキュー)

彼女の親への思い、子育ての世界観などを伺い、
「あ、さとゆみさんの子育ての話なら
きっと説教くさくなさそうだし、読んでみたい」
と思って、手に取ってみたのです。


すると!!!

思っていたのと全然ちがう。

子育て本じゃなかった。

さとゆみさんの生き方の本だった!

読んでいて途中で、感動して泣きそうになったり、

「そうそうそう!」って共感の嵐だったり、

「あー私も子育て中のいろんな瞬間を
切り取って文章で残しておけばよかった」
と思ったり。

とにかく私の中で感情の嵐が吹きまくる本でした。

子育て中のママはもちろん、
私のように子育てが終わった人にも
たくさんの気づきがもらえる宝物のような本でした。

さとゆみさんの書く力の凄さは
知っていたのですが、もう脱帽です。

同じ書き手として、嫉妬もあるけど、
レベルが違いすぎて、もはや憧れレベル

で、先日、さとゆみさんの
エッセイ講座があったので受講したのですが、
ここでも「えーーー」と思うような
書き方の秘技(?)を教えてもらいました。

まだ秘技、この記事では使えてませんけど、
今後の記事には生かそうと思っています。

このエッセイ講座、アーカイブが受講できます。

NHK文化カルチャーセンター守口教室に
お電話(アナログだな!)で
申し込めるそうです。確か3300円です。
06-6991-1112

 


 


早速、第2弾もリクエストしちゃいました。

でも、その前にみなさんには、
この本を読んでもらいたい。

 

私が、涙し、笑い、感動し、嫉妬した本!

最近読んだ本の中でイチオシです!!

 

 

あー、私もこんなエッセイ本書きたいなあ。

さとゆみさんのエッセイ講座のアーカイブを
5回くらい見ようと思います爆  笑