こんにちは!

かたつむり主婦起業のMOMOです
 
いや〜今日は暑かった!
夏らしい暑さで気持ちいいです爆  笑
 
 
今日は、おすすめ本を紹介します。
樺沢紫苑さんの新刊『父滅の刃』。
 
 
私は、週に1本は1人で映画を見に行くのですが、
先日は『ランボーラスト・ブラッド』を見ました。
 
 
コピーに
「<家族>への愛を貫くための最後の戦い」
とあります。
 
ベトナム戦争の退役軍人ジョン・ランボーは
牧場で、友人とその孫娘と
静かに暮らしています。
 
その孫娘がメキシコの人身売買カルテルに
誘拐されてしまい、ランボーが救い出す話です。
 
実際には、自分の身内ではないので、家族では
ないですが、家族のような存在を救おうとする
ランボーの行動が凄いです!
 
まさに 父性 の塊のようでした。
 
樺沢紫苑さんは、『父滅の刃』の中で、
現代は、父性が消滅していると書いています。
 
父性消滅の証拠が、昨今の「ひきこもり」の増加です。
 
父性とは、憧れられる存在であり、メンター、
リーダーであり、規範を示すものです。
 
反対に、母性というのは、包含する、癒す、
寛大で受け入れるものです。
「そのままでいいのよ」と受け入れるものですね。
 
しかし、ここ十年ほどで父性が消滅してきており、
子供たちが将来に夢を持てなくなってきている、と
この本では書かれています。
 
その具体的な事象を、映画やアニメを通して
解説しているのが、『父滅の刃』なのですね。
 
映画やドラマには、複数の人間が出てきて
父性や母性が表現されていますが、
それを読みとくと、人間心理が深く理解でき、
その映画やドラマがさらに楽しめます。
 
本書でも、有名な映画などを取り上げ、
登場人物のセリフや行動を細かく読み解いており、
何気なく見ていた映画が「そうなのか!」と
新たな気づきがたくさんもらえて楽しいです。
 
たとえば、映画『アラジン』で、主人公は
男性のアラジンですが、彼は父性が欠落していると
樺沢さんは指摘します。
 
自分で決断もせず、行動することもなく、
ジャスミンの言うがまま。
 
ジーニーの指示待ちで、自分で考えて行動せず、
最後のプロポーズでさえ、ジャスミンにされる始末。
 
原作のアラジンは、こんなに腑抜けではなかったのに
2019年公開の映画では、アラジンはそう描かれている。
 
理由は、ディズニーは現代の男性像、女性像を分析し、
ウケるものにしているから。
 
今は、女性が自立し、かっこいい方が
映画として共感されるからなのですね。
 
『アナと雪の女王』も同様です。
男性陣は、みんなパッとせず、アナとエルサだけが
かっこよく描かれています。
 
まさに父性の消滅なんですね。
 
 
2018年公開の『万引き家族』でも、父性は欠落しています。
リリー・フランキー演じる治が、唯一の大人の男性なのに
彼は一切の責任を取らず、ちゃらんぽらんです。
規範を示さないのですね。
これが現代の家族の姿なんですね。
 
人気アニメ『鬼滅の刃』は、父親はいませんが、
主人公の少年、炭治郎は強烈な父性の持ち主です。
妹や仲間を命がけで守ります。
 
炭治郎は、父性だけでなく、母性もバランスよく
合わせ持っているので、私たちは炭治郎に魅了されます。
 
だから、『鬼滅の刃』があれだけ人気になったのですね。
 
冒頭で紹介した『ランボーラスト・ブラッド』も
ランボーは父性の塊です。
 
でも、母性に欠けていたので、バランスはよくない。
映画を見た後味がよくないのです。
共感されないし、彼は永遠に一人で戦い続け、
(助け出す孫娘も結局は死んでしまい)孤独なんです。
 
これは、現代ではウケません。
(個人的にランボーは好きだけど、映画がヒットしなかった
のは、父性、母性の観点からも説明ができます)
 
 
本書では、たくさんの映画の解説が出てくるので、
見た映画の答え合わせをするもよし、
この本を読んでから映画を見るのもよし。
 
さらに映画が楽しめるようになるための解説書と
言ってもいいでしょうね。
 
映画好きな方、ぜひご一読ください。
私は、この本を読んで見返したくなった映画がたくさんあります。
(『ファイト・クラブ』とか『クレイマー・クレイマー』とか)
映画が10倍楽しめますよ❤️
 
 
 
 
 
 

 

 


 
 
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