模擬試験 | Get up-joe. Stand up-joe!

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How many ways do you know to free yourself ?

今日は娘の模擬試験。
上履き、クーピー、水筒、ハンカチ、ティシュ、持ち物を揃え、ユニフォームを用意する、
ペーパーテスト、口頭試問、工作、運動テスト、集団行動、模擬試験は3時間にもおよぶ。
娘は食いしん坊だ、途中でお腹がすいたらどうしよう、心配だ。

定刻に模擬試験はスタートした。
工作からだ、水のり、ハサミ、セロテープを使ってアサガオ柄の団扇を作る。
細かく作り方について説明があったが、説明は一回だ、集中して聞いてないとわからない。
携帯がブルッと震え、雨雲が近づいている事を告げる、確認して顔をあげると説明は先に進み、わからなくなってしまった。
説明は細かくて早い、大人の私にも正確に作るのは難しいだろう。
試験会場は広く保護者席からは娘の工作の出来具合を確認出来ない。
工作が終わり、間髪入れず口頭試問に入った。
3人グループの口頭試問のようだ、やはり娘の出来具合は確認出来ない。

保護者達の熱意、子供達の熱気、会場全体の真剣な空気に圧倒される。
これがお受験なのか、妻に丸投げな私は戸惑いながら娘を見つめ続ける。
娘がお教室でゴネて出来が悪かった時の妻の鬼のような顔、出来が良かった時の満面の笑み。
送り迎えをしている訳ではない、ママと娘は一緒にお受験に挑んでいるのだ。

口頭試問が終わり、そのままの3人で共同で何かを描いているようだが確認出来ない。
娘はおととい椅子から落ちて右手を負傷している、運動テストが心配だ。
運動テストが始まった。
両足ジャンプでポーズをとり、縄跳びを10回跳び、片足でバランスを10秒とり、ドリブルを10回して、玉入れを3個投げ、ケンケンパで帰ってくるテストだ。
運動テストは保護者席から近い、娘が私の所に来て、分厚いお肉ね、とボソッと言って運動テストの列に並んだ。
よく出来た日は分厚いお肉が約束事なのだろう、今夜は分厚いお肉で決まりだ。
娘は笑顔であまり緊張感が感じられない。
私の緊張も緩んでいく。
心配していた運動テストをそつなくこなし、グループワークで紙コップを高く積む作業し、ペーパーテストが始まった。
相変わらずのテンポの速さで、お話の記憶など私にはさっぱりわからなかった。
子供達はみんな訓練されていて反応が速い、このテンポの速さでは迷っている、考えている時間はない、言われた事に即座に反応して対応しなければならない。
子供達はみんな凄い。
なんか感動してしまった。
ペーパーテストか終わり、集団行動観察をしてから模擬試験は終了した。
娘が走ってくる。

パパお腹すいた〜

私は娘の大好物のカレーパンを隠し持っていた。
車に乗り娘のシートベルトを締め、カレーパンを渡した。
娘が美味しそうにカレーパンを食べるのを横目でみながら、私はスマートキーを回した。