１時間おきにクーリングの為の保冷剤の交換と体温の計測を繰り返しながら夜はふけていった
数回目の交換の時異変に気付いた
息があらい
保冷剤の交換を後回しにし体温の計測をおこなった
39.1
体温計の数値に愕然とする
リビングに行き明るい所で再度数値を確認する
39.1
間違いない
そして真夜中のミッションがはじまった
冷蔵庫から座薬を取り出し寝室に急ぐ
唾で座薬とお尻を濡らし挿入した
指を離すと座薬が飛び出してきた
再度挿入
指を離すと飛び出す
どうなってるんだ！
再度挿入
飛び出す
しょうたろうが痛い痛いと暴れだす
次は決める
目を閉じ深呼吸をして丹田に意識を集中する
目を開け暴れるしょうたろうを押さえ付け第一関節まで挿入した
指をゆっくり抜く
座薬が中に入った
一息つく間もなく保冷剤を交換しパジャマを着させた
泣き叫ぶしょうたろうをゆっくり持ち上げやさしく包みこむように抱っこした
すぐに寝息をたてはじめる
３０分ほど抱っこを続け体温を計測
36.7
座薬は魔法か？
ゆっくり横に寝かせ
真夜中の作戦を終了した
リビングに戻りため息をつきながらソファーに身を沈めると
着信ランプが点滅した
計測した体温や処置を記録せよ
当局から真夜中の指示が届いた…