戦争はいかなる理由があってもしてはいけない。 と、はっきりと言える自分がいます。
その心に少しも揺るぎがなく、確信があります。
でも、原子力発電に対してはそこまで強く思える自信はありませんでした。
良くないことはもちろんわかっていました。
絶対に安心だなんてありえないとも知っていました。
でも、声を出して言えなかったのは、自分もたくさん電気を使っているし、
原発を使わなければこの国の電力はまかなえないと、
勝手に調べもせずそう思い込んでいたからです。
それでも、一緒になったばかりの夫婦で自然に近い暮らしを夢見た頃もありましたから
原発に頼らない暮らしが可能であることは随分前から知っていました。
長男を産む前に「自然エネルギー学校」という埼玉の小川町まで通い学んだこともあります。
12年前、その時に知ったのは、せいぜい自分達が暮らしに使える分くらいのもので
日本中の電力を自然エネルギーでまかなう日が来ることを想像するのは
当時の私には難しかった。
私たちの田舎暮らしの夢も彼の両親に反対され、彼自身も父の塗装業を継ぐことを選び、
そのうちにだんだん夢も褪せていき
日々の暮らしに流され、子育てに追われ、
こだわっていた安全な食材もスーパーに並ぶ安い食材に変わっていき、
気づけば14型のTVは3倍の多きさになり、昨年からはエアコンも導入しました。
快適で便利な生活ではあるけれど、知っているだけに、知らんふりで暮らしている自分に
実は苛立ち、それはストレスにもなっていたのかもしれません。
でも、戻らなければ、という気持ちはずっと持ちつづけていました。
そこに、この地震が起こりました。
丁度、3月で関わってきた様々な役目を終えるところで
この事態に気持ちが集中できたことや、
子ども達も成長し、手が掛からなくなってくれていたのも助かりました。
停電は、大切なものを思い出させてくれる時間を与えてくれました。
いらないことに意識がいかない分、必要な情報も入ってくるようになりました。
今は、はっきりと言えます。
戦争も原子力エネルギーもこの地球に必要ありません。
放射性物質の影響が体にでるのは、今じゃない ずっと先なんです。
それも、細胞が激しく分裂し続けている、胎児や子ども達に一番被害が出るんです。
仮に福島の原発が今の最悪の危機を乗り越えたとしても、
他の原発も活断層の上に建っているんです。
太平洋プレートが活発に動いている現状、残念ながら地震はこれからも起こるでしょう。
自然は人間の予想を遥かに上回る現象を起こすことは今回で十分学びました。
どんなに万全を尽くしても、ただただお金を捨てるようなものです。
残念ながら絶対なんて、ないんです。
絶対だと言えることは、今現在、この地球上で原子力を安全に扱うことはできないということ。
なくても普通に生活できるのに、こんな危険なものを扱い続けるなんて
子どもでもおかしいと気づきます。
政治家の決断を待っていては遅すぎます。
国民の意識が原発に向いているときに、電気という見えないものに、意識が向いているうちに
今、やらなければいけないこと。
全ての原発を直ちに止めてください。 と みんなが叫ぶこと。
同時に止めても暮らしていける事実を伝えあうこと。
その方法を学ぶこと。
なぜ、メディアはそれができないのかを知ること。
生物にとって、最も大切なことは生き、命を繋げることです。
子育てと生活に追われ、あっという間の12年間だったけど
その間にも様々な人が活動を止めず、諦めず夢を見続けてくれていたことを知りました。
本当に感謝します。
そして、原子力発電にも、推進してきた方達にも、心から感謝を申し上げます。
今までありがとうございました。 本当に本当にお疲れ様でした!
決して無駄では無かったと思います。
これからが皆さんの活躍するときです。
推進派も反対派も一緒に協力しあってこの日本を救いましょう!