ライブドア事件で野口英昭氏が沖縄のカプセルホテルで「自殺」したとされている事件を巡り、彼は何者かに殺されたのではないかという憶測があちこちに出ている
※野口氏の顔写真はhttp://critic2.exblog.jp/
より引用
ネットを見ていたら、lelele氏が主宰するブログ「双風亭日乗」で、日本には殺人を自殺にさせてしまう見えないシステムがあるという趣旨のことを書かれているhttp://d.hatena.ne.jp/lelele/20060209
「ある見えないシステムに入り込むと、かなり簡単に自殺だと見せかけて殺すことができる。そんなとんでもないシステムが、日本にはあるのかもしれませんね。誰かがAさんを殺す。しかし、殺したのではなく、自殺したように偽装する」(「双風亭日乗」より引用)
たまたま読んだばかりの松本清張「けものみち」でも、同様に殺人を自殺にするシステムがあることをうかがわせる話が書かれている
政財界の黒幕・鬼頭によって刑事を失職した久恒が、鬼頭への復讐のためその犯罪を暴露しようとして周辺を嗅ぎ回る
しかし、鬼頭の配下に殺され、自殺に偽装させられてしまうのだ
久恒は水死体として発見されたが、外傷はなく、検死では「溺死」とされた
捜査一課の名刺を持っていたことから、地元署は本庁に報告するが、本庁はそちらで判断せよ、とそっけない返事
結局、地元署では久恒が刑事をクビになり、それを「悲観」して自殺したのだろうと「きわめて常識的な結論」を出す
マスコミにも発表されず、哀れな元刑事の死の真相は闇から闇へと葬り去られたのだ
過去にも、政財界を巡る汚職事件などでは必ずといっていいほど、自殺者が出ていた
誰しもがその死に不可解さを感じながらも、真相は明らかにされないまま、やがて事件そのものが風化していく
この国の恐ろしい暗部に震撼せざるをえない