アスペの宿命とも言える、「いじめられる」ですが、長男もいじめられる事があり、泣きながら家に帰ってくる事がよくありました。

勿論、原因を作っているのは長男です。人前でも鼻をほじって食べていて、何度言っても止めませんでした。
「ホジパクマン」とあだ名が付き、止めさせるのに苦労しました。
どうやって止めさせたかは、また書きます。
周りからみたら、はっきり言って「変わってるキモい子」です。
でも、いじめられることで「負け犬根性」を植え付けられる事だけは絶対に避けたいと思いました。

我が家がとった方法です。

<同じ通学班の上級生>
個人プレーでやってくる子でした。聞こえるように悪口を言ったり、わざとぶつかったりしてくるので、長男が怒ってやり返しに行くのですが、かわされて終わりでした。
ある日、その子が学校の帰りに家に来て、こう言いました。
「あの~、コンクリートを投げてきて危ないから注意して下さい。」
長男とその場面を見ていた次男も呼んで、4人で話をしました。
いつものように、長男が嫌がらせを受けていて、反撃で近くに落ちていたコンクリートの破片を投げていたようでした。
長男には、危ないから物を投げてはいけないと注意し、
その子には、
「もう鼻はほじってないから、からかわないようにして欲しいな。他にもからかってる子がいたら、『もうやってないからやめろ』と注意してあげて欲しいな。 頼めるかな~? 君なら頼めるよね! お願いしていいかな? あと、もしまた鼻をほじってる所を見かけたら、私に教えてくれるかな?」
たった一言、
「はい。」
その後、その子とはトラブルは無くなりました。

<掃除で一緒になった上級生>
もともと有名人なので、相手は息子のことを知っているのですが、息子は知りません。
外庭掃除で一緒になったとき、息子の動きが遅いことがきっかけ(掃除の意味が曖昧で何をしたらいいのか解らないのです)で、校内で顔を見るたびに「うざい、きもい、死ね」などの罵声を数人から浴びせられ、蹴られたりもしました。
先生に言ったら、ひどくなりました。
毎日ピリピリして、クラス内でも影響が出始めました。
弟はしばしば現場を目撃していたので、その中のボスの名前はわかりました。その他の取り巻きはほかっておきました。話しをしても意味がないので。
まず学校に電話して、その子の家の電話番号を聞きました。 校長や教頭など、上の人がいない遅い時間を狙って学校に電話し、「絶対に学校には迷惑掛けないから」と言う約束もしました。
相手の両親とアポを取り、翌日主人が家に伺うことにしました。
最初から、「子供の喧嘩に親が口だすのはどうかと思う。」と言われたので、もう話すしかないと思い、長男が高機能自閉症で、対人関係が下手であることを伝えました。
すると態度がコロっと変わり、「そういうことだったのか!」と、理解してくれました。
たまたま知識のあるご両親だったことも幸いでした。

その子とも話しをさせてくれたので、長男のことを伝えました。
そして、「○○君はリーダー的存在だと聞いたよ。息子に嫌がらせをしている子を見かけたら注意してあげて欲しいな。あと、掃除のときに言う事を聞かなかったら、教えて欲しいな。私から注意するから。」
という感じの内容の手紙も渡しました。
6年生だったので、高機能自閉症の理解もしてくれたようでした。
しかも、掃除の時に世話を焼いてくれるようになりました。
それからは6年生とのトラブルは一切無くなりました。

<違うクラスの同級生>
担任の頑張りのおかげで、3年のとき同じクラスの子には、いじめられる事は無かったのですが、他のクラスの子には相変わらず罵声を浴びせられていました。
長男に質問しました。
「きもいと恐い、言われるならどっちがいい?」
返事は 「恐い」 でした。
「罵声を浴びせてくる子の中からボスを見つけ出し、ボスが一人のときを狙ってやっつけろ。中途半端にやらずに泣くまでやれ。」
その通りに実行しました。
始業のチャイムが鳴っても追いかけ廻し、逃げ場がない所まで追い詰め、パンチ!

先生から電話が掛かって来たので、うちの方針を話すと困っていましたけど。


こんな感じで何とか切り抜けて来ています。

ちなみに6年生の子ですが、その子の両親にはその子がいじめのボスであることは伝えませんでした。
最後はみんなが笑顔で、とてもいい雰囲気で玄関を出る事が出来ました。
親同士が話しをしている間、いつバレるかとドキドキだったはずです。
そしてチクるつもりがない事がわかるにつれて、話しに加わって来ました。
こちらを信頼してもらえたようです。