自分

自分のことって、意外とわかってないよね。


思い込みとか、
過信したり、過小評価してみたり。
人の目気にして、演じてみたり。

私ってこうなの～。
って言ってる人の私像は、
たいがい私じゃないしね。

素直でいるのって、
実はけっこうむずかしいのかもね。


マイペースだよねとか、
天然だよね、なんて評価される私でも、
あ～、今のナチュラルじゃないな、
ってときがある。

私の場合は、たいてい調子乗って、
話があらぬ方向へ行っちゃう場合が多いんだけれども。

今、この話しなくてもよかったな。とか、
あっちゃ～言い過ぎたか。とか。
話してる途中で、ふと気がつく。

ま、いっか、ってなっちゃうから、
いっこうに改善されないのだ。うん。


シンプルに生きたいから、
変な駆け引きしたくない。
自分をつくろいたくない。

って、ホントにシンプルな人は、
こんなこと考えないでしょ。

こりゃぁ、
まだシンプルになりきれてないって証拠だ。
あはは。


トップランナーに松山ケンイチさんが出てて、

「なんでもはっきりさせたいんですか？」
って聞かれて、

「はっきりさせたいんじゃなくて、シンプルにしたいんだ」
って言ってた。

そうそう、そうなのっ。
そこ、おっきな違いなのだ！

ああ、この人は強いなぁ。

で、たいがいのことは、グレーだからね。
なんて思ってたら、

「自分を色にたとえたらグレーだ。」
って、彼が言ってて、おかしかった。

色のイメージを、そうとらえるんだ。
おもしろい人だなぁ。



なりたい自分があって、
それが本当になりたい自分なのか、わかりたいね。

持って生まれたものは変えられないけど、
どう生きるかは、自分で変えられる。

野原に咲くスミレなのか、
温室で育つバラなのか。

あそこで生きたいと、憧れて憧れて、いくら願っても、
そこで生きれる自分じゃない。


どの野菜で生まれてくるかは決まってる。
でも、どう料理するかは、自分で選べる。

って、江原さんがわかりやすく言ってた。
ホントそうだ。

大根に生まれてきたのに、
ローストビーフになりたい！
って、憧れても、なかなか、
いやだいぶむずかしいってことだ。


と、言いつつ、
わかってて挑戦するならしてもいいのだけど。

たとえ自分がそこでつらい思いをしても、
そこに適応できるように、進化するかもしれない。

大根をローストビーフにするミラクルがぁぁぁ！
…無理？

まあ、そんな淡い期待をしながら、
がんばる自分になりたい人もいるしね。

正解なんてないね。

けっきょく自分が思うように、
やりたいようにしたらいいってことだ。


でもさ、
となりの芝が青く見える、

そんなときは、ちょっと立ち止まって、
足下を見てみたらいいよ。

自分の立つその場所が、
どれだけ青く輝いてるか、きっと気づけるから☆