登山をはじめてまもなく
三座目に登った山が谷川岳でした
その時、西黒尾根から眺めた、あまりにも美しい岩の稜線に心を奪われ
「いつかはこの一ノ倉を登るんだ」とマチガ沢を眺めながら大ボケかましてました
そんな何もわからないような初心者だった私が、岩に対する想いだけは消さず
6年目にしてようやく一ノ倉登攀を実現することが出来ました
谷川岳一ノ倉南稜登攀
2011/07/06(水)
天候![]()
メンバー
前橋山岳会 T田
沼田山岳会 石☆(師匠)
伊勢崎山岳会 TATS、gaku
(敬称略)
6:40 指導センターに登山計画書提出し、出発
(一ノ蔵登攀は岳連に加盟していない場合10日前までの申請・許可が必要です)
残念なことに平日も一ノ倉沢出会いまでの車の乗り入れが出来なくなりました
車道を歩くこと45分
一ノ倉の全容が姿を現しました
岩と、青い空と、白い雲のコントラストが美しい
過去、谷川岳では800人を超える死者を出していて、そのほとんどがこの一ノ倉沢での遭難です
曇っていたりガスっているとものすごく威圧感があるのですが、今日はなんとなくやさしく迎えられているような・・
まもなく雪渓歩きです
7:40 テールリッジに取り付きます
それにしても相当な暑さ
汗が滝のように流れます![]()
やさしくなーい( ̄Д ̄;;
有名な衝立岩がみえます
スタントで落ちる役を演じたのは群馬の有名な山岳ガイド長岡さんなんだって
そんな話もベテランT田さんに教えてもらう
スラビーなテールリッジ
フィックスロープは張ってあるのですが
使っちゃイケナイような気がするのはフリークライマーのサガ(笑)
寝不足で歩くのしんどい
みんなまって~(/TДT)/
ここで、ハーネスを履いてアンザイレン
さあ、いよいよ登攀開始です
興味ある方はクリックして拡大してみてください
T田&石☆師匠チームは先発
遅れて
9:40 TATS&gakuチームスタート
1P目の核心はチムニー
下部が濡れていてヤラシイ
フォローでよかったε=(。・д・。)
特に難しいところは無し
プロテクションは残置ハーケンにスリングでランニング
落ちたくはないですね
草つきを歩く感じ
ビレイはしてるがほぼノープロテクション
4P目(Ⅲ級)gakuトップ
簡単なフェースで支点が少ない(・Θ・;)
ハングの下を左に回りこむ
5P目(Ⅲ~Ⅳ級) TATSトップ
馬の背リッジ
高度感あり
6P目(Ⅴ級)核心のピッチgakuトップ
垂壁
なんてことはないフェースなのだが最後の一手が悪い
安定したスタンスから手の届くところにあるホールドはビチョビチョ![]()
・・・で使えない( ̄_ ̄ i)
ふと横に目をやると墜落荷重を受け止めたと思われるハーケンがぐんにゃりと(笑)
それを見てしまうと動きが止まる
先にトップアウトしていたT田氏から“その先にガバがあるから大丈夫”と教えてもらう
思い切ってアンダーで狭いスタンスに足をあげてさらにその上の縦ホールドを取りに行くのが正解だった
ガバ情報が無ければとてもじゃないが突っ込めなかったヨε=(。・д・。)
のっこして終了( ̄▽ ̄)=3
終了点からの景色
左下に見える3本並んだスラブの一番左が三スラ
“神々の山嶺”で主人公の羽生が冬季初登を果たした通称“鬼スラ”とはコレか?
などと想いを馳せる
ひと際目を引く烏帽子岩
こんな景色を眺めながら200mの断崖に足を放り投げて焼きそばパンを食う幸せ![]()
ここから草つきを上がると国境稜線まで出られるのだが、時間の都合で今日は割愛
天気もなんとなく怪しくなってきた
次ぎ来た時は稜線まであがるゾ・・と心に誓って下降開始
50mロープをめいっぱい使っても4回の懸垂が必要
アークの軽量ハーネスはビレイループ細っ
“ダイニーマだから大丈夫”と言われてもイマイチ信用できない![]()
ダブルのロープを目いっぱい使うとロープも伸びる伸びる
怖い思いをしながら南稜テラスに戻ってまいりました
でも・・
南稜テラスからの下降が実は一番の核心だったりして
こわ~いクライムダウンをこなしてさらにテールリッジをぺたぺた降りて終了
無事生還を果たしました
南稜周辺の略図です
最後に
前橋山岳会のT田さんとは今回初対面。10年以上一ノ倉沢を登り続けているベテランです。
同行していただき、とても心強く、また勉強になりました。
機会がありましたら、ぜひまたご一緒させてください
ありがとうございました




















