ダンナが、右耳が詰まってる感じがする、食欲がないと言った。
その時は、ダンナがキレ中のことだったので、
私はより一層、心配している様子を見せてみた。
「頭痛とかは?」
「明日も治らなかったら、病院に行ってみる?」
と声をかけるも、
絶賛不機嫌中のダンナは、
うんともすんとも言わない。
耳掃除のし過ぎなんだろうか。
翌日、体調を尋ねるも、無言。
そして、ずっとベッドにいる。
私は買い物に出たり、1日遅れの父の日贈り物を、
義父に持っていったりした。
昼ごはんにお粥を食べてからまたベッドにいる。
私はずっと家事をしていた。
私がしても誰にもありがとうと言われないのに、してくれてありがとうと私が言わなかったらキレられる家事を。
夜になって、ダンナが言った。
「この耳はおまえへのストレスだと分からんのか!」
ああ、ストレスから来るものだったのね。
結構繊細なのね。
もうこれ以上、私は変われないと散々分かってるだろうから、
見て見ぬ振りをしてストレスに思わないでいてほしいのに。
無関心になってくれていい。
とりあえず子どもたちのために
家族という輪があれば。
なんで諦めないんだろう。
そういう人間だと認めればいいのに。
しつこい。