母がヘルペス脳炎で倒れる前、丁度2年くらい前に、我が家の引っ越し祝いで会ったっきりだった、母の姉である伯母。
母の誕生日にメールを打っておいたんだけど、そこから約10日。
突然電話がかかってきた。
メールを見たのが昨日だったとのことで、読んですぐに電話をくれたようだった。
まずは電話をかけてくださったお礼を述べて、2年ぶりの姉妹の会話を楽しんで貰い、暫くして伯母と同じ誕生日(生まれ年は違う)の父ともお話をした。
最後に私がもう一度、お礼を言って、すぐに記憶が消えてしまう話もしておいた。
最後に伯母は
さようなら
そう言って電話を切った。
この一言が最後にならなければ良いが。
一抹の不安がよぎる。
86歳の伯母と、83歳の母。
80歳の叔父も居るが、遺産相続で揉めたあと行方不明だ。
毎日叔父と伯母と従姉妹の名前が出てきて、私の名前なんて、10回に1回当たれば良い方。
まあそんなこんなの毎日。
それでも母は、何をするにしても最後は
ごめんね、ありがとう
そう言う。
この母の態度は見習わなくちゃなといつも思う。
私は感謝出来ているだろうか。
母を見ると、いつも気づかされる。
今日の電話は母にとって良かったのか、悪かったのか。
明日以降の表情を見ておこうと思う。