病院には、たくさんのボランティアの方がおられます。
病院ロビーの再来受付機のあたりに何人かおられ、機械の操作を助けて下さったり、行くべき所がわからない人に場所を教えて下さったりします。
小児科病棟には、入院している子ども達に楽しい時間を届けてくれるボランティアグループのにこにこさん(仮名)。
廊下の一角にある図書コーナーにも、ボランティアの方がおられ、本の整理や貸し出しの手続をして下さっています。
私が知っているのはこれだけですが、もっと他にもおられるかもしれません。
先週12月18日(月)は、病院の図書コーナー主催のクリスマス会があったので行ってきました。
ゆかっちは、「あんまり行きたくない。友達と遊びたい。」と乗り気でなかったのですが、半ば無理矢理連れて行きました。
その理由は、会いたい人がいたからです。出し物の中に、K大学の奇術研究会の名前があったのです。
昨年の骨髄移植で無菌室に入っているとき、小児科のプレイルームにマジックをしにきてくれた2人の医学部の学生さんがおられました。マジック大好きなゆかっちは、無菌室から出られないので見に行くことができず、とても悔しがっていたのです。プレイルームと無菌室は隣同士なのに!
そこで、終わったあとに無菌室の面会室に来てもらえないかと頼んだ所、快く来て下さったのです。ガラスをはさんで、声も聞こえないし(ゆかっちの入っていた無菌室は、面会室と話せる内線電話がありませんでした)、やりにくかったとは思うのですが、いくつかマジックを見せて下さいました。「トランプを口から出して~。」というリクエストにも応えてくれました。
その後、退院までに一度ゆかっちの様子を見に来て下さったので、元気になったことを報告しなくてはと思ったのでした。
しかし、残念ながら、マジックをされたのは別の学生さんでした。
終わってから、お二人に事情を話し、ゆかっちが元気になったことを伝えてもらうように伝言をお願いしました。
あのお2人が奇術研究会の方かよくわからないしお名前も覚えていないので、何とも頼りない話なのですが、今回の学生さんも私の話を聞いて下さって、「たぶん奇術研究会の学生だと思います。伝えます。」と言って下さいました。
あのときの学生さん、ありがとうございました。
ゆかっちは、元気になりました
クリスマス会は、マジックの他、院内学級の歌とハンドベルの演奏、K大医学部の学生さんによるメディカルコールのアカペラがありました。
終わってからゆかっちに感想を聞くと、「ちょっとだけおもしろかったけど、あんまり楽しくなかった。」とのこと。
入院しているときや移植前に通院していた頃は、こういったイベントをとても楽しみにしていたのですが、もう元気いっぱいになったので卒業ということなのかもしれませんね。
読んで下さってありがとうございます。
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