★復学:ゆかっちの場合②★


1度目の入院は1年生の11月から3月まで、2度目は2年生の1月から3月まででしたが、その間担任は同じだったので、最初からの経過をわかってもらっていたのでよかったです。


1度目の退院は、3月13日(土)でした。

主治医から、「そろそろ退院を」と言われたのが3月の初めで、最初は1年生の終業式を院内学級で終えて退院しようと思っていました。


ここで、最近の学校事情を話さなければなりません。

私の子どもの頃は、小学校では、1~2年、3~4年、5~6年と2年ごとに同じクラスで、担任の先生も持ち上がりでした。しかし、ここ最近は、クラスは2年間変わらないのですが、担任が持ち上がらず1年ごとに変更になっているのです。実際、のんすけは、3年生からは毎年違う担任でした。

ゆかっちが退院して学校に行けるのはおそらく2年生になってから、と言うことは、担任の先生が変わっている可能性が限りなく大きいのです。

担任が変わると、また一から説明しなければならないし、病気の子どもに理解のない先生だととんでもないことになります。クラスが変わる可能性も捨てきれません。

また、この退院は、一通り入院での治療が終わり、症状が落ち着いたので退院するのであって、病気が治って退院するわけではないので、しんどい状態できちんと学校生活が送れるかどうか、とても不安でした。


そういうことを院内学級の先生に相談したら、次の様なアドバイスがありました。


2年生になってクラス変えや担任の変更がある可能性があるのなら、入院したときのクラスに戻るのが一番よい。その方が、ゆかっちも学校に戻りやすい。そして、1週間でも、たとえ1日2時間だけであっても、一緒に学校生活を送ることで、ゆかっちのしんどさやゆかっちなりの学校生活の送り方を担任や友達にわかってもらえる。担任が変わったときになにかあっても、友達が「前もそうしたはったから。」と助け船を出してくれるし、クラス変えがあってもその友達が助けてくれる。なにより、ゆかっち自身が心強いはず。また、引き継ぎもしてもらいやすい。


ということで、早めに退院することにしたのでした。

しかし、7日間登校できるはずだったのですが、2日(2時間目まで)登校したあと、体調を崩し(発熱と嘔吐)たので、その後は、終業式の日に出席しただけでした。それも遅刻して行ったので、クラスにいたのは30分位でしょうか。

それでも、もといたクラスに戻れたということと、戻ったことをクラスメートがものすごく歓迎してくれたことは、ゆかっちにとって嬉しいことでした。


2年生になって、結果的にクラス変えも担任の変更もなかったので、もっとゆっくり退院してもよかったかなとも思ったのですが、それは結果論ですから、これでよかったと思います。


また、クラス変えと担任の変更はしないでほしいと申し入れしていました。クラス変えについては、申し入れたときに、「今年度は、奇数学年から偶数学年に上がるときのクラス変えはしない方針」であると説明を受けました。担任のことについては、私の申し入れをきいてもらえたのかどうかは不明です。