今週の日曜日は、のんすけの中学校の日曜参観でした。

午前中は、「心の授業(講演会)」という事で、「アツキヨ」というデュオが招かれていました。

講演会とは堅そうですが、「アツキヨ」のコンサートです。

「アツキヨ」とは、ギターとボーカル担当のアツシと、手話を取り入れたサインボーカル担当のKiyo(聴覚障がいがある)の音楽ユニットです。 (呼び捨てですみません)
歌もよかったし、トークも面白かったし、中学校での催しということもあってか生徒からの質問コーナーもあり、サインボーカルの一部を教えてもらってみんなで歌うこともしました。

とってもよかったです。

2人のエネルギーがものすごく伝わってきて、こみ上げてくるものがあって、涙をこらえるのが大変でした。

確かに、最近涙腺がとても弱くなっているのですが、それを差し引いても、そのステージは素晴らしいものでした。


コンサート中、Kiyoさんは歌ってない?と一瞬思いましたが、いえいえ、ちゃんと歌ってます。サインボーカルという方法で。サインボーカルとは、”手話を取り入れた独自の振り付け”とパンフレットにありましたが、それはもう振り付けの域を超えています。なんと言ったらよいかわかりませんが、「表現」と言う言葉しか思いつきません。

手話と体を動かして歌っているKiyoさんからは、ものすごいエネルギーや気持ちが伝わってきました。

ライブで聴けてよかったです。ライブはやっぱり違いますからね。やはりCDやテレビでは、伝わりにくいと思います。


そして、リーフレットの中に”支える人・支えられる人の応援歌”という言葉がありました。

今まで、支えられる人の応援歌はあったけれど、支える人の応援歌はなかったのではないかなと思って、ここでも感激しました。

私も一応病気のゆかっちを”支える人”だったと思うので。

そして、一見障がいを持つKiyoさんをアツシさんが支えているというように思えますが、それだけではないでしょう。確かに、Kiyoさんはアツシさんに支えられているけれど、アツシさんを支える事もしているのだと思います。

時には支え、時には支えられる。支える人と支えられる人は、実は支えあっているんとちがうかな。

ああ、いいな~。なんか、あったかいよ~。


新曲は、小椋佳さんの『君の夢を聞けば』。小椋さんらしい曲で、すてきでした。

アツキヨ, 小椋佳, 中山篤英, 山上路夫
君の夢を聞けば

今は、まだ”聴覚障がいを持つ歌姫Kiyoとそれを支えるアツシ”という言葉が頭につくのは仕方ないと思いますが、これからもっとメジャーになって、アーティストとして「アツキヨ」が評価される事を願っています。

私が知らなかっただけで、もう十分評価されているのかも知れませんね。ごめんなさい。
でも、もっともっとメジャーになってほしいです。

日本クラウン
みんなのこえが聴こえる

終了後に、CDを買ったらサインと握手をしてもらえるとの事で、『kiseki~もうすぐおこる奇跡を信じて~』という4曲入りのものを買いました。帰ってからインディーズ盤だったと知り、アマゾンでは買えないので得したと思いました。

握手もしてもらいましたよ~。Kiyoさん、きれいでした。

アツシさん、リーフレットにはまぶしそうな目を細めた顔しか載っていなかったので、いつもこんな顔?と思いましたが、なかなかの好青年でした。(偉そうですみません)

DVDも一緒に売ってましたが、私が買うときにはもう売り切れていました。やっぱり、アツキヨは、DVDが正解ですね。ライブが一番ですけどね。