2003年11月7日(金)②
8日(土)~9日(日)は、毎年恒例のりんご狩りに行く予定でした。
梅ママがりんごの木のオーナーになっているので、毎年秋になると親戚一同車を連ねてりんご狩りに行きます。仲良しのいとことも会えるので、毎年楽しみにしているのですが、今年はのんすけのみの参加となりました。
トムさんは、発電所の見学会に行っているので梅ママの所まで送っていく人がいず、のんすけ1人がバスに乗って行く事になりました。
バスなら約1時間。そんなに長い間1人でバスに乗っているのは、のんすけにとって初めての経験です。
引っ込み思案ののんすけの事だから、多分行かないと言うだろうと思っていたのですが、なんと「行く!」と言ったのには驚きました。
成長の印ですね。
こんな時ですから、のんすけに楽しい事があるのはいい事です。
明日、がんばるんやで。
トムさんは、7日(金)~8日(土)と1泊で発電所の見学会に行きました。
一般の見学コースでは見られないところまで入らせてもらえるとの事でとっても楽しみしていたトムさんでしたが、昨日家に電話したときには、「テンションあがらへんし、やめとく。」と言っていました。
しかし、おばあちゃんに、
「ゆかっちもおかあさんも病院にいるんやし、あんたが家にいてもどうしようもないから、行ってきなさい。」と言われ、行く気になったのでした。
夕方、トムさんの携帯に電話すると、ホテルに着いたところとのこと。
「あんまりテンションはあがらへんけど、まあ、しっかり見てくるわ。」と言っていました。
Yちゃんは、ゆかっちの隣のベッドの子です。同い年なのですが、とてもしっかりしていました。
自分の病気の事もよく知っていて、あっけらかんと、「私の病気は、○○。」と話します。
お母さんは、「明るく、元気にしていないと病気が逃げていかないからね。学校に行く様になって、同級生に何か言われたとき、自分できちんと説明できないといけないから、病気の事は全部教えています。」とおっしゃっていました。
う~ん、見習わなくてはいけません。
まだ病名も決まらず、治療も始まっていないし、私の気持ちの整理もついていない時期でしたが、ゆかっちには、自分の病気の事はきちんとわかるように説明しようと思いました。