昨日、一保堂茶補さんに、梅ママに送るお茶を買いに行ってきました。
お茶を贈りたいときには、いつも一保堂さんの本店に買いに行きます。
お店の中は、お茶のほのかな香りがして、とても落ち着いた雰囲気です。
そして、いつも感心するのが、店員さんの丁寧な言葉遣いと応対です。
お煎茶だけでもたくさんの種類があるので、どれを選んだらいいかわからないので相談すると、きちんと説明してくださいます。
のし紙についてもよく知っておられ、適切なアドバイスがいただけます。
これは当たり前の事かも知れませんが、その当たり前の事が出来ていないお店があることも事実です。
一保堂さんの応対は心地よく、いつも気持ちよくお買い物をさせていただいています。
それに昨日は、もっと感激する事がありました。
お店の中に喫茶室があって、そこでおいしいお茶をいただきながら梅ママへの手紙を書いて、その後店頭でお茶を選ぼうと思っていたのです。喫茶室には行った事がなかったので、ちょっとうきうきして行ったのですが、行ってみると10人くらい待っている人がいました。
お店のガレージに車を置いたので、他の喫茶店に行くわけにもいかず、順番を待つのも時間がかかりそうで、どうしようかと迷ったあげく、一番近くにいた店員さんに事情を説明しました。事情を説明しても、何ともならんなあと思いながら。
すると、
「お手紙書かはるんやったら、お部屋用意できますよ。」とおっしゃったのです。
そして、ごゆっくりどうぞとお店の入り口左手の部屋に案内してくださいました。何度も来ていますが、ここに部屋がある事には気付きませんでした。
ありがたいと思いつつ手紙を書いていると、部屋の右手の扉が開いて、さっきとは違うお店の人が入ってきて、お茶を持ってきてくださったのに、またびっくり。
場所を借りているのは私の方なのに、申し訳なかったですが、そのお茶が何とも甘くて、おいしかったです。
10分ほどで手紙を書き終えた私は、その後店頭でお茶を選んで、梅ママに送ってもらう様にお願いしました。手紙も一緒に送ってもらいました。
このまま帰るのが惜しくなった私は、待つ人が2組だけになったので、せっかくだからとお茶を飲んで帰る事にしました。それなら、最初から順番待ってたらよかったのにと、ちょっと思いました。
メニューは、
抹茶(濃茶・薄茶)
玉露
煎茶
上ほうじ茶
上玄米茶
これだけしかない事に、またまたびっくり。
煎茶を頼むと、今なら新茶もOKだという事で、新茶をいただく事にしました。
そして、出てきたのは、小さな急須、小さなお湯のみが2つ、和菓子、ポット、台ふきです。
そう、自分でいれるのですよ。台ふきは、しずくがこぼれた時用です。
お茶の入れ方を教えてもらったあとは、自分のペースで飲みたいだけ飲めるのです。
私は、10煎まで飲みました。
お茶の味がだんだんと変わっていくのがわかります。それは、ただ薄くなっていくのとはちょっと違いました。和菓子もおいしかったですね。
もう、おなかいっぱい。
でも時間があったら、もうちょっと飲めたかな。
本店は、建物が建ってから120年くらいたつので、6月26日から10月頃まで、改修工事をするそうです。
工事が終わるまで仮店舗での営業で、その間は喫茶室はお休みとのこと。残念ですが、工事が終わったら、ゆっくりできるときにまた行きたいと思います。
昨日は、とってもいい1日でした。
ありがとうございました。