☆骨髄穿針(マルク)☆


骨髄穿針(こつずいせんし)と言う言葉の方がよく聞くように思いますが、病院ではマルクと言っていました。

骨髄検査とも言います。


骨髄の状態を調べるために、局所麻酔をして腸骨(腰骨)または胸骨に針を刺し、骨髄液を抜き取ります。

麻酔はしていますが、骨髄液を抜き取るときに痛みを感じる事が多いそうです。

話を聞くだけで、とっても痛そうです。どっちも痛そうだけど、腸骨よりも胸骨からの方が痛そうですね。


子どもの場合はうつぶせになって腸骨から、おとなの場合は胸骨から取る事が多いと聞きましたが、病気や病状によっても違ってくるようです。


ゆかっちは局所麻酔だけでなく、眠くなる様な麻酔もしましたが、厳密に言うと麻酔ではなく鎮静剤だそうです。意識がぼーっとするような感じになります。


麻酔から覚めるときに気持ち悪くなるので、局所麻酔のみでやった子もいました。

ものすごく痛かったけど、やっぱり麻酔するよりもなしの方がいいと言っていたそうで、いやはや脱帽です。


退院後にマルクをするときは、麻酔ありだと日帰り入院扱いとなり、病棟内の処置室で行います。麻酔なしだと外来でできます。


マルクのあとは、傷口をガーゼで押さえたあと、圧迫止血と言って、脱脂綿などを丸めて1cm程の厚みにしたものを貼って出血を防ぎます。

この写真では厚みがちょっとわかりづらいですね。

圧迫止血

大体いつも左からの採取でした。左からと決まっているわけではないそうですが、いつも左でした。

ねる前に圧迫止血を取るのですが、大きくばってんに貼られたばんそうこうの跡がついていて、痛々しかったです。



☆骨髄生検☆


生検とは、体内から組織の一部を採取して、顕微鏡で調べる検査のことを言います。

骨髄生検は、骨髄の一部を取るということですね。

再生不良性貧血の診断には必要な検査だそうです。


骨をばちんとはさんで、骨の細胞を取るのだそうです。

「ばちんとはさんで」は研修医I先生の言葉通りなんですが、何とも痛そうな響きです。


これを書くにあたって調べてみたら、どこにも「ばちんとはさむ」とは書いてなかったです。どうなんだろう…。「針を押し進めながら左右に回転させて組織を取る」と書いてあるのも見つけました。

う~、どっちにしても痛そう。


ゆかっちは、麻酔のおかげでマルクは痛くないのですが、骨髄生検をしたときは「痛かった」と言っていました。あとになって、H先生に「骨髄生検が痛いのは仕方ないです。」と言われました。


ゆかっちは、現在までマルク、骨髄生検合わせて7回やっています。

がんばったね。えらい!!

たぶんもうやらなくていいとは思うのですが…。

白血病の場合は、移植後1年でマルクをやるみたいなんですが、ゆかっちはもう1年過ぎてるけどなにも言われてないし。今度の診察のときに聞いてみます。

ゆかっちは、「もうやりたくないし、マルクという言葉も聞きたくない。」のだそうです。