昨日は、いとこの結婚式でした。

何を隠そう、そのいとことは、ゆかっちが病気だとわかる直前の2003年11月3日に結婚式を挙げたいとこ の兄です。

週間天気予報は雨だったので、「あんたらきょうだいは、よっぽど日頃の精進が悪いんやな。」とさんざんの言われようでしたが、とても良いお天気になりました晴れでも、暑すぎたよあせる着物着るのも大変で、エアコンをきかせても汗が流れ落ちました。前日の天気予報通り、くもりがよかった。


妹は仏前でしたが、兄の方は神前です。地元はもとより全国的にも大変有名な神社です。

新郎は紋付き羽織袴、新婦は白無垢に綿帽子でした。綿帽子は、似合わないととんでもない姿になるのですが、よく似合ってかわいらしかったです。


式は境内の真ん中にある舞殿で行われました。舞をするところですね。と言うことは、今回も一般公開!

親族一同、新郎新婦の後に続いて並び、しずしずと舞殿まで歩きます。

舞殿の周りには、たくさんのお詣りに来たお客さんがカメラを構えていました。

お祓い、祝詞、夫婦固めの盃、指輪の交換、誓詞奉読(誓いの言葉)、神楽奉奠(巫女さんによるお祝いの舞)、玉串奉奠(玉串をお供え)と、粛々と式は進みました。

その後、建物内の儀式殿に移り、親族固めの盃を飲み、親族紹介をして、結婚式は終わりました。


披露宴は、すぐ近くのルネサンス様式のホテルでありました。

明治時代に建てられた迎賓館で、現在は建物と家具が市の有形文化財に指定されています。

大変趣きがあって、雰囲気良かったです。


披露宴も和やかで、食事は美味しかったし、よい結婚式でした。


私たちは家から礼服で行ったのですが、ホテルで支度した人は(新郎新婦も)、暑い中ホテルから神社へ、式が終わってからは神社からホテルへと歩き(5分くらいですが)、汗だくになりました。特に新婦は、打ち掛けを着ているので、余計に暑かったと思います。

他府県から来られた新郎の叔父が、

「こっちでやる結婚式は命がけやな。土砂降りか、炎天下やからな。」

とおっしゃっていて、ものすごく笑えました。

確かに。でも、命はかかってませんけどね。


そして、どうしても思い出されるのは、2年半前のこと。

妹の結婚式のすぐ後にゆかっちが病気だとわかって、治療開始。骨髄移植を経て、兄の結婚式には元気に出席できたというのは、ちょっと不思議な気もするけれど、一つの節目を迎えられたかなと思います。

親戚のみんなにも心配をかけたけれど、ゆかっちの元気な姿にみんな本当に喜んでくれました。

ゆかっち、もうあと一踏ん張り、がんばろうね。



それから、ホテルの入口近くのトイレがとてもステキでしたね~。

古いのか新しいのかよくわかりませんが、手を洗うところが今まで見たことのないものだったので、思わず写真を撮りました。

披露宴会場に一番近いトイレは、普通だったので、ここだけなのかな~。

ホテルのトイレ


ホテルのトイレ②

お水は、真ん中の平べったいところから出るのです!一番上の出っ張った棒の先から液体石けんが出ます。向かって右にある斜めになっているのが、水を出したり止めたりするレバーです。

ね、すてきでしょ。

ホテルのレトロな雰囲気によく合っていましたね。