2004年度から研修医の制度が変わったので、またちょっと違うと思いますが、K大病院小児科では、ゆかっちが入院したときは、患者の主治医には研修医、大学院生、専門医(正確には専門医という言い方は正しくないかもしれませんが、とにかくその分野の専門の医師)の3人がなります。
研修医が一番よく病室に来て下さいますが、研修医に任せきりということはなく、一番上の立場にある専門医もほとんど毎日病室に来られます。
また、1人の患者の責任の全てを主治医であるこの3人が持つのではなく、血液腫瘍グループ全体でカンファレンスを行い、治療方針を決めていくらしいです。
チーム医療ということですね。
1人の医師が全てを担うというものより、チームで治療にあたる方が患者も安心できますね。
K大病院は、小児科の中にいくつかの診療グループがあり、血液腫瘍グループはそのうちのひとつです。
また、大学院生というと学生だから経験が浅いという雰囲気がありますが、そんなことはありません。実は、医学部の場合は、学部卒業後何年かの経験のある医師が院生になる場合がほとんどだそうです。だから研修医より技術力が高く、知識も経験もあるのです。立場は学生なので、患者を診ていても給料はなし、病棟にいる時間は限られているそうです。
大学病院なので、医師の肩書きは立場が上の人から、教授、助教授、講師、助手、医員となっています(たぶん)。研修医は、医員かな?そのへんは、よくわかりません。
教授と助教授は1人ずつ。文学部には教授も助教授も複数人いるのに、医学部はなんで1人ずつなんでしょうね。不思議。
教授は、血液腫瘍が専門で、中でも再生不良性貧血の研究をずっとやってこられたそうです。お年を召した方ですが、わりと気さくで、廊下で会っても「調子はどうだ?」とよく声をかけて下さいました。
そして、骨髄移植前に知ったのですが、この教授は、なんと臍帯血に幹細胞があることを発見した方だそうです!