現在のゆかっち
現在は、3週間に一度通院しています。
GVHD(移植片対宿主病) の症状が皮膚に出ているので、小児科の他に、皮膚科のGVHD専門の医師にも診てもらっています。
昨年秋から、血液データは良好なのに朝起きられない日が続いたので、精神的なフォローにと、カウンセリングも受けています。
血液データ(2006年3月28日)
白血球 6,400
ヘモグロビン 13.1
血小板 217,000
好中球 3,700
リンパ球 1,500
おかげさまで良好です。
皮膚の状態は、昨年の秋くらいから乾燥して毛穴が縮んでかたくなっています。寒いときにたつ鳥肌を思っていただければよいでしょう。肌をさわるとざらざらのこれぞ鮫肌っていう感じです。赤くなっているときもあります。そして、かゆいです。肌のきれいな部分は、ひじから手首にかけてと二の腕、太ももの裏、膝から下です。顔はさすがに鳥肌状ではないのですがごわごわしています。移植前はアレルギーもなく、きれいな肌だったので、この状態は親としてはちょっとつらいものがあります。かゆいので、よけいです。
いまのところ、皮膚症状だけなので積極的な治療はせず(薬の服用はしないということ)、塗り薬で対処しています。
しかし、対処療法しかないというのが、解せません。なんとかならないんでしょうか。
最初は、ステロイドの使用には抵抗があり、どうしても使いたくないと医師に言っていたのですが、症状が進むと、
・汗腺がやられてしまって汗がかけなくなり、体温調節ができなくなる
・皮膚がかたくなって、関節の曲げ伸ばしもしにくくなる
と言われました。
そうならないために、
・症状がきついとき、赤みのあるときはステロイドを使って進行をおさえる
・あとは、保湿中心の塗り薬を使う
ということになりました。
それに、ステロイドを使おうと思った理由は、もう一つあります。免疫抑制剤の減量です。
骨髄移植後服用している免疫抑制剤を1年後くらいから徐々に減量していき、最終的にはゼロにすることになっています。
現在もゆかっちは、ネオーラルという免疫抑制剤を朝晩2回、0.6mlずつ服用していますが、皮膚症状をコントロールできないとネオーラルが減量できないのです。
免疫抑制剤は、その名の通り免疫を抑制する薬なので、健康な人よりも免疫が落ちている状態ですから、病気に感染しやすく、予防接種もできません(今年の冬は、なんとかインフルエンザにはかからずに過ごせました)。
そこで、いつまでも免疫抑制剤を飲んでいるよりも、ステロイドを使って皮膚の状態を安定させて、免疫抑制剤をゼロにすることが大切だと思ったのです。
そうそう、GVHDの症状が出てから、耳あかがぱりぱりに乾燥していて、まとまらなくなり、取りにくくなりました。
ドライアイもGVHDの症状の1つですし、唾液が出にくくなることもあると聞きました。やっぱり汗腺とか体の水分を出す部分がやられるんですね。でも耳の中に汗腺あるのかなぁ??耳あかのことは全然関係ない??
ということで、ゆかっちの耳かきはお風呂上がりと決まっています。