赤ちゃんの頃のゆかっちは、よく眠り、よくミルクを飲んでいました。特に体が弱いということもなく、かぜをひきやすいということもありませんでした。
小学校入学までの6年間は、保育所に通いました。その保育所では、毎年夏になると毎日プールに入ります。外で遊ぶことも多いので、夏になると日焼けをするのですが、年少組の夏からは、毎日水着を着てプールに入っているにもかかわらず、水着のあとがつかなくなりました。顔も焼けず、白いままでした。のんすけは、真っ黒になって、お風呂にはいるときも水着を着ているかのようだったのに、同じようにプールに入っているのに、不思議に思っていました。
入院してから主治医にこのことを聞いたのですが、病気との関係はわからないと言われました。
活発で、体を動かすことが好きで、いつも走り回っていました。逆上がりは年長組の始め頃にはできるようになり、三点倒立も得意でした。 走るのも速く、竹馬は練習初日に乗れるようになりました。たまなし自転車も3日ほどで乗れるようになり、近所中を走り回っていました。いつも元気いっぱいの子どもでした。
2003年4月
小学校に入学した直後、鼻血がよく出るようになりました。
私が小1の時、朝起きてくしゃみをしたら、鼻を覆った両手の平が鼻血で真っ赤になるということが続きました。1週間くらい入院して、検査の毎日を過ごしましたが、 結局原因がわかりませんでした。鼻血も毎日出ることもなくなったので、退院しましたが、それ以後10歳頃までは鼻血がとても出やすかったです。
「よく、”チョコレートやぎんなんを食べ過ぎたら鼻血が出る”と言われるけど、本当に鼻血が出た人には会ったことがない。」とトムさんに言われたことがありますが、それは私です。その頃は、チョコレートや銀杏をたくさん食べると鼻くそをほじくったわけでもなく、鼻にさわりもしないのに、鼻血が出ました。その後、血液疾患は見つからず、今に至っています。
そんな私の経験があることと、小学校入学という環境の変化で体調が変わったくらいに思い、それほど気にはしていなかったのですが、あまりに頻繁に出るので、かかりつけの小児科に行ったところ、止血剤(名前は忘れました)を処方されました。それで止まらなかったらまた来て下さいと言われたのですが、止血剤を飲んだらぴたっと止まってしまったので、それ以後は気にすることもありませんでした。
振り返ってみて、このときに血液検査をしていたらと思うこともあります。この半年後に入院することになるのですが、入院直前はかなり体調が悪かったので、この時にわかっていればしんどい思いをさせずにすんだかもと、悔やむこともありました。
そして、いつからでしょうか、くちびるの色が薄くなっているのに気づきました。夏休みの頃には、もうとてもうすいピンク色になっていたと思います。