1926年の作品です。

またもやクリスティ。

ポアロ探偵3作目だとか。

全く知らず単に「クリスティの代表作」といことで読んだのですが、

フェア・アンフェア論争のネタにもなった、いろいろな意味での有名作だったようですあせる


内容について触れるとネタバレになりかねないので触れませんが、

個人的には「えっっっ、、、!?目」という感想でした。

自分の思い込みというか、全く考えていなかった展開に文字通りの「ぽか~ん・・・・」状態。

解説を読んで初めてフェア・アンフェア論争の話を知り、そこで納得。

同年代に活躍していたヴァン・ダインなどはかなり手厳しく批判したらしいです。


個人的にはなぁたまにはこういう路線もアリではないかとも思いますが、どうでしょう。

どんでん返しを愛する読者なら、気に入っていただけるのではないかと思います。



ちなみにフェア・アンフェアと言えば双子もまた、議論になります。

双子ネタがお好きな方は「殺しの双曲線」西村京太郎、オススメです太陽



ポアロシリーズはあまり好きではなく読んでいなかったのですが、理由を思い出しました。

台詞のあちこちにフランス語が入るのですあせる

日本語の台詞の隣に、小さくカタカナのルビが入るという表現です。

例えば「その通り」という台詞に「トレビアン」とあったりとか。

日本語とカタカナの文字数が合わないのでどちらかが非常に間延びした文字配列になり、

なんとなく気になってしまうのです。

訳の関係だとは思いますが、そうもこれが私は気になるのであまり読みません。


と言いながら、手元には既に同じクリスティ作品、

しかもポアロシリーズ「オリエント急行殺人事件」があるのですがププッ・・・