お久しぶりです、けーらんですうさぎスター
ブログの更新をかんなりサボっとりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

私は最近、暇ができると映画を観ています映画

今回は、

秋の夜長に観たいイチョウ

「ざわざわした映画驚き

についてご紹介したいと思います!!

タイトル(邦題)は『さざなみ』波

あの、『スイミング・プール』や『愛の嵐』でお馴染み、シャーロット・ランプリングが久々に(?)主演を務めた、イギリスの映画です。



結婚45周年を迎える、仲睦まじい子供のいない老夫婦の話なんですが、あることをきっかけに二人の間に歪みが生じていくというストーリー。


ここから先はネタバレ含みますので、それでもいいよ!って方だけお進みください自転車



結婚45周年パーティーを控えた夫婦のもとに、夫の元カノの死を知らせる一通の手紙が届いきます。

妻が「誰?」という問いに、夫は「僕のカチャ(元カノ)」と悪びれる様子もなく言ってしまいます。

それから夫は元カノに浸るようになり(妻目線だからそう見えたのかもしれないけど)、平気で妻に元カノとの思い出話をしたり、それを妻であるケイトは複雑な心境ながらもちゃんと聞いてしまいます。

そして、「ほんとはカチャと結婚するつもりだった?」との問いに対し、夫はYesと答えてしまいます。

ケイトはモヤモヤしているけど、本人の前ではなるべく普通通りに振る舞います。


しかし、ある日の早朝、夫が屋根裏部屋で何かをしているのを発見。


夫がいない間にケイトが屋根裏部屋に上ると、そこには元カノとの思い出の品や写真があり、元カノが妊娠していたことを知ってしまいます。

自分の写真は撮らないのに、元カノの写真は撮りまくっていた。(映画の前半に、「私たちは写真が少ないね」などといったやりとりがある)


自分との子供はいないのに、元カノは妊娠していた。


ケイトの夫への愛情がどんどん懐疑的なものに変わっていき、二人は45周年パーティーを迎えます。


夫のスピーチは感動もので(君と結婚できたのは最高の選択だったとか)、ケイトもにこやかではありますが、どことなく不穏な空気を纏っています(そのことに夫も観客も気付いていない)。


映画のラストで、二人がダンスを踊る場面があるのですが、ノリノリの夫に対し、どこかぎこちないケイト。


その何とも言えない表情ときたら無気力


夫が腕をあげたところで回らず振り払い(?)映画は終わりますが、なんとも言えない、まるでホラーのようなざわざわ感が残りました驚き


これはたぶん、鈍感な人だと「仲のいい老夫婦の話だったな」で終わりそう(笑)



あと男女で意見が分かれる映画だなと思いました。


男性はどうしても元カノを美化してしまう人が多いから、うっかり今のパートナーに話してしまっても、それが相手をモヤらせることだと気付かない人はいると思います。

「僕のカチャ」とか地雷でしかない雷


夫の場合も、たまたま元カノを思い出すきっかけがあって、当時を思いだし浸ってしまっただけなのかもしれませんが、それを聞いてしまった妻としては「じゃああれも」「じゃあこれも」と元カノに関連付けて考えてしまいます。
(ケイトと夜の営みをしているとき、夫は目を瞑っていたり、、)



そして、厄介にことに『聞きたくもないこと(見たくないこと)を聞いてしまう(見てしまう)のが女』なんですよねオエーオエーオエー



無意識に「嘘であってほしい」「否定してほしい」という、可能性の低い安心材料を探したいのかもしれませんが、ことごとく裏切られるという、、


女もめんどくさいけど、男もバカですよ←



結婚45周年までくれば、嫉妬というのとはまたちょっと違うのかもしれませんが、確実にケイトは夫に嫌悪感を持ってしまったことでしょう魂が抜ける


ケイトが、「あなた愛してる!」と以前のようになることはないでしょうね。一度聞いてしまったことって消えないですからね(笑)




世の中には『墓場まで持っていった方がいいこと』がたくさんあるなと改めて思いました不安




あーこわ。