私がこの時期になると思うのは、タイトルの通りの事。

 

有馬記念は分かるけど、KURAUってなんぞ?というのは後述致します。

 

有馬記念の件から。

レース結果としては、そこそこにカタめの結果ではないでしょうか。

2着はアレでしたが。

 

まず、タイトルホルダーの引退レースでしたね。

着順も3着。有終の美とはいきませんでしたが、素晴らしい走りでした。

逃げの戦法で今までのレースを多いに盛り上げてくれました。お疲れさまでした。

 

2着のスターズオンアースは外枠の不利を覆しての結果。

有馬の大外枠の2着はもしかして歴史的な快挙では?

気になって10年前までの有馬の結果調べたのですが、例がないように思えます。

競馬が詳しい人でその辺がわかる人がいれば、コメントいただきたいところです。

この馬のせいで馬券を外した人はかなりいそうです。

 

1着ドウデュース。普通に実力ですね。ノーコメントです。

 

え?私の結果ですか。

えっとですね。ディープボンドに賭けてました。

掛け金はウン万円ですね。

 

有馬の話は以上になります。

 

 

 

それで、KURAUの話に移るのですが。

これは私が好きなアニメです。20年くらい前のアニメですね。

記憶だよりなところが大きいので、細部は多少違うかも。

 

正式なタイトルは、KURAU Phantom Memory

なんだか不穏な副題がついてんぞ…。

 

名作…と私は思うのですが、あまり有名でないのには、ある程度の理由がありまして。まずは、同時期のエウレカセブンがあまりにも人気になりすぎてしまい、知名度として完全に隠れてしまいました。

 

それと、物語の設定が多少複雑でリナクスというエネルギーの問題と研究。それとその周辺の人間関係を中心に話が進むのですが、物語に没頭するタイプの人間でないと視聴に耐えるのは難しいかもしれません。

 

あとは、(当時の基準として) 映像は美しいのですが、反面として派手さがなく地味な印象を受けるのも、掴みに欠けたのかもしれません。アクションのシーンはそれなりにあるにはあるのですが、静と動のバランスでいくと静に偏りすぎというか。そういった感じです。

 

 

 

この時期に、KURAUの話をする理由を結論から述べてしまうと。

 

ヒロインの名前が ”クリスマス” だからです。

KURAU (クラウ)は主人公の名前です。以降は、クラウで統一します。

 

クラウと出会ったときのクリスマスには、

諸々の事情から名前が無く、クラウが名前を考えました。

 

「なんで、名前がクリスマスやねん!

(※ 一応、ストーリー的な理由はあるし、クリスマス本人も気に入っていたけど )

日本人でいうたら、正月ちゃんか初詣ちゃんやないかい!」

 

※エセな関西弁 および 全国の正月さんと初詣さんに深く謝罪を致します。

子供時代の率直な感想がそれでした。

大人になったいまは、クリスマスちゃんも正月さんも初詣さんも名前として良いと思います。

 

欠点ばっかり先に言ってしまって、まるで駄作みたいな言いぶりになってしまったのですが、今でも好きな作品です。こう…なんていうんですか、明確な悪役がいてソイツをどうにかすればすべての問題が解決するんだ。

 

という、わけでない作品に触れたのが初めてだったんですよね。

そういうのって子供時代には刺さるじゃないですか。

 

 

あとはウィキ読んだほうが早いかな…とも思うけど。

 

クラウもクリスマスも見た目だけは普通の女性。

ですが、人力でリナクスを扱える珍しい存在です。

そのまんま、リナクス人間と呼ばれています。

 

リナクスってなぁに?って説明は、私にはできません。

っていうか劇中でもあんまり説明されていない記憶があります。

 

劇中の描写的には、金色のエネルギーまたはオーラのような見た目です。

リナクス人間の時点で超人的な肉体能力を持ち。

 

リナクスの簡単な利用の仕方として、放出することで空を飛ぶ。

物質の硬度を無視して分解する。

 

ちょっと難しい扱いとして、物体の再構成。

応用として、分解・再構成を素早く行うことで壁のすり抜けなどを行ってました。

 

ただ、リナクス人間は国の監視化に置かれます。

その扱いはお察しですので、人の目の前ではその能力を使うことはありません。

 

クラウは子供の時点で、リナクス人間であることが発覚しています。

そして、あまり実態の分かっていないリナクス研究を手伝うことに。

 

ですが、過渡期であるリナクス研究の失敗でクラウは一緒にいた父親の左腕を吹き飛ばしてしまいます。もうちょっと分解の範囲が広かったら、その場にいる20人くらいの研究員が全員吹き飛んでましたね…。

(再構成は練度が必要だし、子供時代のクラウには無理)

 

クラウの父親はリナクスの研究員かつ研究を推進した人なので、ある程度は自業自得…とも言えなくもないのですが。リナクスを暴発させる原因を作ったのは、名無しの研究員でして。その人をクラウのリナクス暴発からかばうため。そして、そのままだとクラウ本人が分解されてしまうので、左腕を吹き飛ばされた激痛に耐えながら、穏やかな表情でクラウをなだめる。そしてことなきを得ます。

父親の左腕以外は。

 

でも、今この瞬間にも自分が分解されるかもしれないのに、残った右腕で抱きしめながらクラウをなだめる、父親の話はすごい良い話なんじゃー。

 

 

そして、この事件でクラウは公的な扱いとしては、

死亡扱いになって、実験動物の扱いから自由の身になりました。

(※死亡扱いで自由ってちょっと表現がおかしいと思うのですが、

適切な表現が浮かばないので、これで勘弁してください)

 

その辺の手続きは、父親の手回しです。やるじゃん。

具体的な方法は描写されてません。

おそらく、自分の腕が消滅するようなリナクスのエネルギーの中心にいて、

生きているわけがないでしょう?みたいなやりとりがあったのでしょう。

 

ちなみに暴発の現場にいた研究員全員はクラウが生きていることを知っているはずですが…。やりようはあるでしょうね。

 

 

いや…まぁ、クラウさん名前も顔も変えずに堂々と外を歩いてるんですが。

同名のよく似た他人で通ってます。

この世界の常識として、リナクス人間が堂々と外を歩いているわけがないので、

怪しいなーと思われつつも表立って指摘されることはありません。

 

 

クラウは仕事中は超カッコイイ。女版の宇宙海賊コブラみたいな感じ。

クリスマスを相手にしているときだけは、ほとんど別人のレベルで態度が甘いのが微笑ましいというか。

 

クリスマスも(父親以外では)クラウの正体を知っている。

肉親よりもクラウを理解している。

先の話の父親の件で、今なお苦悩するクラウが一番欲しかったであろう言葉をかけてあげるシーンは夜景と相まって美しいの一言。

私も七生で一度でいいから、こんなクリスマスのプレゼントが欲しいぞー。

そして、クリスマスちゃんはかわいい。

 

この二人の関係なんですが…。こう…なんですかね。

尊いとか百合とか理解とか共依存とか、色々表現はあるのかもしれませんが、

単語では表しがたいのがこのアニメの魅力かと私は考えます。

 

 

それでですね。

ここまでの長文にお付き合いしていただけたのであれば、私からひとつお願いが。

 

このアニメのアープニング曲を 新居昭乃さんの 懐かしい宇宙(うみ)と言います。

クリスマスの名前を考えているときのクラウの心情を歌ったものだと言われていて、タイアップ曲というヤツです。なのですが、歌単品で聞いても名曲です。たまーに聞くのですが、アニメソングのオープニングでこういうメロウな曲って、すっかりとなくなったなー。と思います。

 

興味が湧いたのであれば、一度聞いてみてください。