Memories of black shoes
本日。
自宅から黒靴ばかりを10足ほど事務所へ搬入。
ある媒体の『革靴』取材をお受けするため
事前にボクのなかで見えたテーマでお話しさせてもらおうと
黒靴だけをピックアップしてみる。
『カジュアルに革靴を楽しむために』
そんなテーマであったので
最初は茶靴をご紹介しようとも思ったのですが
そこはきっとほかの取材者さんとかぶるかもしれないしと
いらぬ気をまわしたりして黒靴で踏襲してみようと思ったわけで。
コーディネートの中で
意外とひろがる黒靴を用いた着こなしの幅のひろさ。
プレーンなアイテムである
黒靴を選ぶボクなりのポイントなどをお話するなかで
1足1足と出会った瞬間を思い返していました。
かれこれ数年来の付き合いのものばかりを自然と選んでいたようで
話ながら当時の思い出がありありと蘇るようでした。
自分自身を支えてくれる靴の存在。
その時間を過ごすうえで
気分が高揚したり(逆に撃沈するのも)靴の存在が影響したり。
足元を見る。
そんなフレーズが存在する通り
靴の役割が占める大きさは計り知れないものがありますね。
勢いまかせだった若かりし日は
履きつぶしてボロボロになったその表情に入れ込んで
わざとダーティなイメージを追求したものだけど
いまとなっては
美しく凛とした顔をしたそれに入れ込んでいる。
見る角度によって表情が変わる靴の顔。
足入れをしてみて
歩いてみて
はじめてわかるその靴との相性。
時代とともに経験から学んだことは多々。
そして思い返せば失敗もたくさん。
快適であることとスタイリッシュであることの狭間で
いつもいつも足には迷惑もかけたものです(笑)
そんな失敗のなかで
自分の足に合ったカタチ、似合う作り
見合う(理想を叶えてくれる)銘柄との出会いがあった。
肩肘張らずに
黒靴をスマートに履きこなせる男でありたい。
そんな思いで
1足、また1足と増えた“我が子”に思いをはせながら。
あらためて買物は
のちに思い出となる
そのときどきの瞬間に投資しているんだなと。
楽しい取材をありがとうございました。
誌面発行は来月の予定です。
ではでは
こつかもとひろ
