実録プラダを着た悪魔
そういえば。
実録『プラダを着た悪魔』と対決(もれなく敗北)したことがある。
数年前。
某ブランドPR業務委託交渉のため渡航。
現地で紹介してくれた担当者が
急用ができて席をはずすことになってしまい
直接交渉をするハメになった相手こそがその“悪魔”だったわけで![]()
打ち合わせ場所に現れたワールドワイドのPRを担う女性。
おばさま
いや
おばあさまといったほうが正しいのだろうけど
おねえさまと表現しておきます。
はい
気難しそうな印象を受ける凛とした
それはそれは美しい雰囲気のおねえさまでした。
にこやかな笑みとは裏腹に
視線の先はまず頭のてっぺんから足の先まで穴があくくらい
じっくりとチェックされている。
いやーな汗がじわーっと背中をつたう。
メデューサに睨まれて蛇になるってこんな状態なんだろうな。
ひさしぶりにここまでの緊張感を味わった。
隅々までのチェックが終わり
こちらからのプレゼン資料に目を通すこともなく
開口一番に告げられた驚くべく発言。
『アナタハコンデ○ストノドナタヲゴゾンジカシラ?』
※有名出版社の有力エディターをどれだけご存じかと問われたわけ。
正直モノなボクとしては
『コンデ○スト“ジャパン”の方なら存じ上げております』と。
そうしたら
『ジャパンッテイッタイナニカシラ?』と
日本人との打ち合わせなのに日本自体を“知らない”と一喝。
何も言い返すことのできない自分。
悔しいとかそういう次元を超越して蛇になりました。
そう
たじたじがくがくぶるぶるでした![]()
これが
世界の格式高いファッション業界の洗礼なのか。
それにしても
頼まれたからその場所まで渡航したのにこんな扱い![]()
十数時間もかけて訪れたわけだし
しっかりその地を観光して、いそいそと帰国しましたけどね。
(時効かなと思って告白)
因果なもので
その某ブランドさんは日本の皆様からは
そっぽを向かれてしまっている過去にブームを迎えた銘柄。
先方からそっぽを向かれることで
より一層こうして日本の消費者からも忘れ去られていくわけで。
コレ因果応報デスネ。
そんな世界のファッション業界のトップに君臨する女性。
A.ウィンターの半生を綴った書“Front Row”
新幹線の移動中に読破予定が思いのほか読み進められない![]()
(たぶん上記したトラウマも要因している...なんて)
だって
~彼女は学校のすべてを毛嫌いし、特に制服は『う○ちみたい』と嫌悪~
むー
その日本語訳がポイントで気になってしまい
いらぬ想像が頭の中をグルグルとまわったり![]()
そして
グルグルと思い出した自分の学生生活。
(自分自身と置き換えて主人公の視点で読む癖があるから)
振り返れば学生時代に制服を着たことがない。
中学時代は
ボンタンはくならデニムを履けと
さわやかさを追求した装いをしなさいと『自由服』奨励の校風。
高校時代は
入学式はラルフのダブルの紺ブレでアイビールック。
卒業式は胸元にクロムハーツのでっかいチョーカーで卒業生代表答辞![]()
在籍時は
アニエスでデルカジ時々レッドウィングと古着ミックスでグランジ。
周りをみてもヴィヴィアンからグッドイナフ、ゴルチェからインセインと
毎日ファッションし放題登校。
そんなあおりでか
一生を自由服で謳歌する生き方を自然と選んだわけですね。
同校出身者に同じ業界で働くものが多い理由が
改めてわかった気がする。
なるべくしてなる。
もしくは反発した反骨精神で切り拓く。
なにかに秀でるということは
どちらにせよ両極端の部分から自然派生するものなのかもしれない。
と
話が脱線してしまいましたが...
いつぞやまた対決のときがくるかもしれぬ
そのときのために
傾向と対策をこの本から読み解かねばです![]()
何が起こるかわからない。
予期せぬ個性に巡り合える。
だから
ファッションの住人は面白い
ではでは
こつかもとひろ
