What can I do for Tohoku? | ★untlim official blog★

What can I do for Tohoku?

 この場でご報告するにはだいぶ時間が経ってしまいましたが
行ってきました、東北。

ミュージシャン2組、ネイリスト、大道芸のパフォーマーらとともに深夜に出発。

真っ暗闇の東北道をただひたすらと。

 


ボク個人においては、実に36時間起きっぱなしの旅になろうとは

“どうにもこうにも仮眠もできない”そんな緊張の糸が張り詰めたなかでの遠征となりました。


あれから6か月あまり。

あっという間?
まだ半年??

目にするもの耳にするもの心で感じるもの。
その場で日々を送っていらっしゃる方々と触れ合うことで
そんな感想は我々が到底決められるものではないと感じました。

ただ
今回お会いし、お話した方すべてが
一歩一歩、それぞれの歩幅で前を向いて歩んでいらっしゃいました。

そっと寄り添い、遠くから(たまには隣で)ともに歩めたら。
そんな思いにさせてくださる、あたたかいご縁ばかりでした。

東京で暮らしているなかで
子供たちと接する機会が少ないボクですが
東北では次々に子供たちとともに時間を過ごす機会を得ました。

おばあさま(と思われる方)と一緒にこちらにやってきた男の子。
最初はとてもなつっこく、グイグイ無邪気に甘えてくるその姿におされ気味で
どんな会話をしたらいいのか、どんな風に遊んだら喜んでくれるのかと
自分のとるべき行動に気をとられながらも、その男の子のペースにあわせてみようと
一緒にシャボン玉をしたり、おもちゃを手に遊んでみたり...

少しでもボクがその場を離れたら、遠くから大きな声をあげながら駆け寄ってくる。
嬉しいような照れくさいような。

その時ハッとしました。

この男の子のお父さんは、お母さんはどうされているのだろう。

ひっしになって、屈託のない笑顔で出会ったばかりのボクの姿を追いかけてくる
その男の子をどんなに愛おしく感じられたことか。

もしかしたら、彼のご両親はご健在で何も心配することもないかもしれません。
でもこの状況がゆえ、そんなことが脳裏をよぎる。
そんなことが起こってしまったことは確かだから。

でも
複雑に考えるのはやめよう。

いま。
この子はボクと遊びたくて、ボクを求めてくれている。
応えられる限り、ともにその時間を過ごそう。
世代を超えた友情。そんな気持ちで接しよう。

シンプルに考えよう。
心のままに、精一杯の真心や思いやりを込めて接しよう。

 


初回の『会』では、青空のもと、
また室内にてたくさんの方の笑顔に触れることができました。

そんな明日へのエネルギーに満ち溢れている皆さんからなによりも、
我々が元気をいただいたような。

 
 

漁港の街、石巻。
大漁旗の前でうたうLIM。
LIMのナンバーはひとの心を開放する。

 

熱っぽさが必要なとき。
感情を押し殺すことなくまっすぐに行こう。

あぁ..

言葉を選んだり、涙はダメだ、笑顔でいよう。

そんなどこかおっかなびっくりしていた自分の気持ちは

決して気遣いなんかではなく、ただただ自分が臆病だっただけ。


 

真摯に向きあうこと。それが大切なんだ。

最初に訪れた場所 渡波『黄金浜会館』で感じたこと。

国内外から集まるボランティアの基地になっている建物でした。



LIMのブログ内、チャリティライブ会場の模様をおさめたYou Tube内
歌の後半、カメラを持ったボクめがけて『カスタネット!カスタネット!!』と
ボクに呼びかけてくる坊やがその男の子です。

 



その会場をおさえてくださった現地の頼れる姉ご的な存在のBさん宅へ移動し

LIMの実家京都の焼き肉『はやし』から取り寄せた食材を皆さんと囲む青空BBQ大会。

 
 

現地の皆さんが用意できるものはしておくね。ということで

お互いに持ち寄ってそのBBQは行われました。

 

LIMとBさんとの間で交わした
震災直後にはかなわなかった、『乾杯』も実現し
食事をともに囲めるそのときに感謝。

 

滞在時間、賞味2時間ほどでしたが交流を持ちながら当時のお話しなどもうかがいました。

皆さんあの日を振り返りながら、こうして伝えていくことで
心の荷を少しずつでも軽くできたのなら


口を揃えておっしゃるのは『やるしかないでしょう!』と。

その先には、家族がいたり、恋人がいたり、友達がいたり、職場のひとがいたり。

みんな、その先にある“何か”のために歩むことを決意された。

その強くあろうとする姿に心を打たれ、応援したいとボクもあらためて思った。

 


移動途中に目にした、穏やかで美しい海。
この海が...
とても信じられないくらい、やさしい表情をしていました。

 


皆さんとの会話を重ねるうちに東北弁のトーンにも慣れてきたころ。

2回目のその“会”が東松島松井市民センターにて行われました。

 

夕暮れとともに会場へ到着。

そのときは気付かなかったのですが、その近代的な建物の横の敷地には
仮設住宅が建ち並んでいました。

 

そう。

平穏な風景の中にあまりに突然にあの震災の爪痕が目に飛び込んでくる。

そんな印象を受けました。

 

会場内は子供たちを中心にたくさんの家族が集まってくれました。



歌を通じて、手先から温度を感じて、そして風船を介して。



美しいものやことは
ひとに安らぎを与えてくれる。



音楽は気持ちを癒してくれる。
ときには涙を流してもいいのだから。

 

ロックは元気を与えてくれる。
自然にからだが動いて、満面の笑みになる。

ボクらができることで束の間でも笑顔の時間を過ごすことができたのなら。

そんな思いが連なってこの空間に身を置いている。

 

愛くるしい子供たち、元気がありあまっている子供たち、おしゃまな子供たち

どーんとこい!

とことん一緒に遊んでやる!!

子供たちって面白いですね。無邪気で無垢でまっすぐ。

最初は人見知りだった子供たちも、ヒゲのおじさんにも慣れてくれたようで

“はいっ”とタラコキューピーをボクにくれたり。

 


嬉しかった。

その子がぎゅっと大切そうに握りしめていたそのタラコキューピーをボクにくれるなんて。

 

子供の頃。

自分にとっての大切な宝物を誰かに差し出すことができただろうか。

 

分けあえることを知っているこの子はきっと素敵なオトナになることだろう。

あ、もちろんそっと気付かれないようそのタラコキューピーは戻しておきました。

 

ああ。もしかしたらちゃんともらってきたほうがよかったのかな。

そんなことはもう忘れてしまったかな?

 

でもね、ボクはきっとこの先ずっとあの瞬間、あの笑顔を忘れないと思うんだ。



その会場を後にし、ホテルを予約していた仙台市へ。

会場から少し車を走らせたのなら、
そこはもうこちらと変わらない街並みがひろがっていました。

 

もちろん、ひとりひとりが、ひとつひとつの心に大きな傷を負った。

でも立ち止っている姿はそこにはなかった。

 

生きることは歩むこと。

この歩みがあわさって、はじめて未来がひらけるのですね。

 

そんな勇気にも似た感覚に包まれる宮城の街並みでした。

 

仙台の夜。

地元の美味い店で反省会。

各々の感想をもちより、明日できることをそれぞれが決意をあらたに

あっという間に夢の中へ。