【自白II】GACKT | 【Mink 。本のにおいがスキである。】

【自白II】GACKT

■タイトル:自白II

■著者:GACKT

■発行:2023年11月30日

■発行所:株式会社 光文社

■定価:本体1545円+税


残したい箇所を抜粋します。


今は水だけで髪も頭皮も顔も体も洗う。最初は慣れなかったが、1ヶ月ほどであれだけ寒がりだった自分が嘘のように水シャワーに耐えられるようにもなった。もともとは低体温だったが結果的に基礎体温も1度ほど上がった。


格付けの番組収録中、盆栽の問題解答後、「盆栽のことなんてわからない!」と言えば、放送終了後しばらくして盆栽協会から大量の資料が送られてきた。『ボクに何を期待してんだ…?』と多くの資料を目の前にし愕然とした。だが、このまま何もしないのはもっと癪に障る。その資料を読み漁り猛烈に勉強した。普段、自分が好きなものは自分から勉強するが、腹立たしさから勉強するのは妙な気分だ。


そんな彼のこだわりはクルマだけではなく、コーヒー、酒、音楽、映画と幅が広く、彼とはよく映画談義を交わしていた。


知識を増やすことを軽んじている者も多いが、死ぬまで知識を増やすことにもっと貪欲になるべきだろう。


彼のマンションに到着し家のドアを開けて驚いた。家の中には信じられないほどの書籍が、すべての床を埋めるほど置かれ高く積み上げられていた。見たこともないほどの本の山だ。


もちろん、ボク自身も上杉謙信をやると決めて以降、事前に山形の上杉謙信博物館に行ったりと、資料をかき集めるだけかき集め、かなり勉強していた。


2006年にロスでYOSHIKIと初めて会った。「うちで飲む?」という誘いから、「じゃあ飲もう!」とドンペリを二人で20本近く空けた。


大きく事務所の方針が変わった。事務所に必要のない人間がいなくなってスッキリした。


ドアが開いて、どうでもいい太ったおっさんが出てきては夢も希望もない。だからこそ、ボクは死ぬまで夢を与えられるだけの見た目と雰囲気を持っておこうと決め努力している。


語学については、まず本を読み漁って書いて覚えてとそれを繰り返し勉強するのがボクのスタイルだ。


どれだけ疲れていても、いや、むしろ疲れるほどに本気で遊ぶ。時間を惜しんで大いに遊ぶ。この心のリセットに必要なファクターは、[1、大声を出す・叫ぶ][2、大声で笑う][3、1と2を誰かと共有する]ということだ。これができれば心は必ずリセットする。


虫の鳴き声に腹を立てるライオンはいない。