【ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか】酒井大輔 | 【Mink 。本のにおいがスキである。】

【ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか】酒井大輔

■タイトル:ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか

■著者:酒井大輔

■発行:2020年6月29日

■発行所:日経BP

■定価:本体1600円+税


残したい箇所を抜粋します。


「人生ってなんとも無理な場面から なんとかするから なんとかなる」


商品はいいんだから、これはたぶん売り方が悪いと。そこで売り方を100%変えることにした


「モール内かどうかは関係ない。3キロ圏内の人口が30万人近くあり、駅から徒歩5分、10分以内であれば大ヒットする」というデータが浮かび上がり、自信を持って全国展開に踏み切った。


アウトドアウエアやスポーツウエアの品ぞろえを強化した新業態「ワークマンプラス」を出店するに当たり、土屋哲雄氏が絶対に必要だと考えたのは、データ経営だった。


教育方針は、褒めて伸ばすを徹底した。

「結構深いテーマが多くて、もちろん少しあらは見つかったんですが、私は絶対にけなさず、褒めまくった。そしたら、皆やる気になって、得意だと思ってくれるようになった」


あくまでも本分は、商社の仕事。三井物産の経営企画室はかなり忙しかったため、通勤の行き帰りを利用して専門書を読みふけった。「サプライチェーンの勉強は副業のつもりだった。1年間で364日働いていたが、人間、忙しいときのほうが勉強するんですよ」


目標は販促費を使わなくても、商品を売り切ること。なぜなら、ゆくゆくはAmazonしか残らない時代が来ると本気で考えているからだ。「販促費を使っているようじゃ、Amazonには到底勝てない」。


打倒Amazonのスローガンを掲げなければならない。それは3つある。

①Amazonに定価で負けない

②Amazonに販促費で負けない

③Amazonに配送費で負けない


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