【94歳、自撮りおばあちゃん やりたい放題のひとり暮らし】西本喜美子 | 【Mink 。本のにおいがスキである。】

【94歳、自撮りおばあちゃん やりたい放題のひとり暮らし】西本喜美子

■タイトル:94歳、自撮りおばあちゃん やりたい放題のひとり暮らし

■著者:西本喜美子

■発行:2023年3月28日

■発行所:株式会社宝島社

■定価:1540円(本体1400円+税10%)


残したい箇所を抜粋します。


私が初めてカメラを持ったのは、72歳のときのことです。

そして、74歳にしてパソコンを購入し、「フォトショップ(画像加工ソフト)」を使うようになりました。


カメラで写真を撮るのはとても面白かった。それで、短期間で山のようにフィルムを使いました。


ほかにもいろいろ考えて、楽しそうだと思ったものは片っぱしから撮ってみました。


熊本の美術館を借りて、写真作品やフォトショップで作成したデジタルアート作品を中心に展示しました。そして、余ったスペースに、例の、ゴミ袋にくるまった写真や、物干し竿にぶら下がった写真、車にひかれている写真などを、小さめのサイズで、オマケとして展示したんです。

これが2011年のこと。カメラを始めて10年ほどで、初の個展を開くことができました。82歳のときでした。


長生きに必要なのは「いつまでも挑戦する心」


遊美塾の先生の口癖が、「一流になりたいなら、小さなところでやるな、一流の場所で展示しろ!」。

だから、遊美塾の写真展は、県の美術館といった、大きな一流どころを借りてやります。