【NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計までデジタルデータが資産になる未来】 | 【Mink 。本のにおいがスキである。】

【NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計までデジタルデータが資産になる未来】

■タイトル:NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計までデジタルデータが資産になる未来

■編著者:天羽健介、増田雅史

■発行:2021年10月30日

■発行所:朝日新聞出版

■定価:本体1800円+税


残したい箇所を抜粋します。


メタバースとはSF作家ニール・スティーヴンスンによる造語が由来で、「インターネット上に構築された仮想の三次元空間でアバターなどを用いて接する環境」とされています。


著作権法は、著作権の対象となる作品などを「著作物」と定め、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」と定義するとともに、「小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物」、「絵画、版画、彫刻その他の美術の著作物」、「(コンピュータ)プログラムの著作物」など9つの典型例を挙げています。

ここで、コンピュータプログラムも著作物の例として挙げられていることからもわかる通り、有体物であるファインアートに限らず、無体物であるデジタルアートも著作権の対象となり得ますが、著作権法上の著作物となるためには、「思想又は感情」を表現したものであって、かつ「創作性」があることが必要になりますので、極めてシンプルな表現物は著作物に該当しないことになります。


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