訪問保育先では必ず、幼稚園、小学校から持って帰る、連絡帳に目を通させてもらうようにしている。

 
「5月26日お腹が痛いみたいなので、学童おやすみします」
「5月27日今日3時間目終わったあたりにお腹が痛いといってきましたので、様子をみておりましたが、給食も食べれたようですので、お家でゆっくりさせてあげてください」
 
           …………
 
「5月30日学童おやすみしたいというので、やすませます」
「わかりました。最近腹痛を訴えることが多いので、私も心配しています。何かありましたらご連絡ください」と、担任のメモ。
 
 
 
Kくん、体調悪いんかな?
と思って、でも普段通りに元気にただいまー!
と帰ってきたよな、と思いながら顔を見る。
 
 
Kくん、最近お腹いたかったんか?
 
うん、そう…
 
 
それ以上はもちろん何も言わない。
日頃から、音読、宿題、次の日の用意は完璧に自分でこなすほんと、真面目くん。
 
うちの子2年生のときなんて、
「音読な、学校でしてきたから
    サインして~!」って
 
ってか、それ、
国語の時間の本読みやろ(笑)
 
…ま、こんなタイプだったから
    
 
 
感心する…
 
 
 
気になって連絡帳をもどって見てみる。
 
 
「5月18日今日、夕飯の時に、お母さんはあだ名で呼ばれたことある?僕、あだ名でよばれていやなんや、と言ってきました。友達同士のコミュニケーションでもあると理解してますが、どうやら、本人は嫌なようで、学校での様子をみていただけませんでしょうか、」とお母さん。
 
「そのようなことがあったんですね。こちらも今日、本人とそのお友達を呼んできいてみました。
お友達はこれからも仲良くしたい、とのことなので、お互い分かってくれ、握手しました」と先生。
 
 
先生はうまく取り持ってくれ、おさまったようだが、どうやらその嫌なお友達は学童で一緒らしい。
 
 
どうも、今もお腹が痛いのもこのあたりに原因がありそうやな。
 
 
人の嫌がることはしないし、ルールは守る、
すごく出来た子なんだけど、
 
気持ちを言い返せない、主張できない。
気持ちを溜める、そして体に反応してくる。
 
Kくんの良いところはお母さんに気持ちを言えたこと。お母さんをちゃんと信頼して、たよってるんだろうね。
 
 
お友達とのトラブルを回避して、大人にはなれない。お母さんという絶対飛ばされない大きな風呂敷のなかで、どんどん意見を主張できる場、聞ける場を体験させてほしいね。
 
お母さん、怖がらないで
また一つ、大きくなるよ。