35歳の時、

バセドウ病と診断された。


この診断が出るまで、

非常に苦しかった。


なんか疲れる。

なんか震える。

字がまともに書けない。

しゃがんだら立ち上がれない。

動悸が激しい。

乗れるはずの電車に間に合わない。

足のむくみが酷い。


与えられた仕事がまともにできない。

簡単な事もできない。

手に力が入らないから

周りの助けが必要だ。

キャップが開けられない、閉められない。

しゃがんだら立ち上がれないから

後ろから抱えてもらった。

字が書けないから

代筆してもらった。



いろんな病院に行ったが、

誰もバセドウ病とは言ってくれなかった。


訳もわからず苦しんだ。

周りの人たちにも

困惑させてしまった。


あの子に字を書かせられない。

重いものは持たせられない。

この仕事は任せられない。


後輩の前でも堂々と

しゃがり込んでしまう。

でも原因がわからず、

栄養ドリンクなど多用し、

努力した。

(今思えばこれ完全逆効果)




1年くらい苦しんだころ

ようやく

母の出番だ。


あんた、ちょっと目が出てるんじゃないの?

バセドウ病じゃない?

甲状腺の病院行きなさい。



私はバセドウ病の存在を知らなかったが

病院に行ったら

即診断された。


喉のところにある甲状腺が

2倍以上に腫れてたらしい。


手で掴めるくらいのあった。




あー

そうか


私、バセドウ病か。


周りのみなさん

ご迷惑おかけ致しました。

私は病気です。


母上、今回も本当にありがとう。






そして、過食し続けた割には

体重も、ちょっと重いねーくらいで

留まってくれた(のかな?)


(162cmでMAX57kg

多いが、一応平均値に入ってる)


ただ、だから食べていいってわけではない。

そんな甘い世の中ではないのだ。