法学の世界では、基本書でカバーできない内容を深く理解するために、あるいは、基本書では書くことが許されなかったが、実務的には、極めて重要な視点などを補強するために、法学雑誌があり、連載記事はその中でも閲覧率が高いといってよいでしょう。

 

ここでは、別項目に示した法学教室を除く雑誌等で司法試験の観点あるいは、実務的な観点から有益と考えられるものをピックアップしてみようと思います。

 

1.「警察学論集」(立花書房)

 →警察幹部・警部以上の者を対象にした完全実務本。月刊。

・橋爪隆「判例講座・刑法総論」(既刊2016~2017年)

・橋爪隆「判例講座・刑法各論」(進行中2019~)

 ※法教の橋爪連載よりも、理解しやすいように思われる。また、最新の判例をカバーしている点も魅力。

・粟田知穂「三つの裁判例―近時裁判例から学ぶ薬物事件等捜査の問題点」

 ※粟田氏は、「エクササイズ刑事訴訟法」(有斐閣)の筆者。検事を退官し、弁護士登録されているようである。

  内容も、薬物事件を中心に扱っているが、捜査全般で必要不可欠な知識をとりあけ最新の下級審判例を題材に取り上げる。

 

※おそらく、ここ2~3年で、橋爪連載を書籍化するのではないだろうか(刑訴法の川出本もこの連載が出処である。)。

 ただし、有斐閣でも橋爪連載が単行本化している点に注意。