住職(坊さん)の戯言

住職(坊さん)の戯言

50代の僧侶。
前職は地方公務員で元バイクレーサー。
妻と5人の娘に囲まれた住職(坊さん)の立場からの戯言・ささやき・知恵事、そしてお寺の四季をご案内✨

夏になると昔は当山でも近所の子供たちが夜に訪れ、墓地にて「肝試し」をしている様子が見受けられました😌



しかし、今は全く来なくなりましたね😅

というものの墓地には街灯が設置され、さらには当山近隣のショッピングセンターや住宅地の防犯灯により、かなり明るくなったこともあるのでしょうか…

確かに「肝試し」としてはムード・盛り上がりが欠けるようになりました😅

さてさて、そんなことで「肝試し」についてお話しします✨

「肝試し」とは、人間の恐怖に耐える力を試すもので、「試胆会」ともいうそうです。
主に夏の夜に霊的な恐怖に耐える催しとして、お墓や人が寄り付かない場所などが会場となっていますね。


私が小さい頃は、じいちゃんが住んでいたこのお寺に遊びに来て、夜には花火と肝試しを近所の友達とやっていました。

肝試しをする側と墓に隠れて脅かす側に分かれ、ドキドキしながら夏の夜を楽しんだものです。


幽霊を信じ、幽霊は怖い…そして幽霊が出るお寺は怖い場所…なんて、思いがありましたので、当時の肝試しは、墓に隠れて脅かす側に回っても怖くて仕方なかったなんて思い出します。



それでは「肝試し」の起源をお話ししましょう!

という前に調べてみました!


「平安時代末期に書かれたという『大鏡』には時の帝が夏の午前3時に、藤原兼家の三人の息子たちに、鬼が出ると言われていた屋敷に行かせ、藤原道長だけがやり遂げて、証拠として刀で柱を削いで持って帰ったという記述があり、肝試しの発想が当時からあったことが窺える。」(出典Wikipedia)


なんだそうです✨


今では、夜になると暗くて鬱蒼とするお寺や神社より、廃墟が人気あるようですね😅

「廃墟ツアー」や「廃墟巡り」なんて言葉を度々目にします。


じいちゃんには小さい頃にお墓で肝試しをすると、「バチ当たりがー!仏様を馬鹿にするんじゃない!」なんて怒られたものです😅


そうです!

お墓は神聖な場所。

皆さんのご先祖様が眠る第二の家なんですし、敬意を持って立ち入る場ですね。


「肝試し」をしてはいけないわけではありませんが、亡き方の霊には敬う気持ちを最優先にしましょうね🙏