再び、A is all about B とのご対面。
CNN News Update(2009年10月17日、東部夏時間午前2時放送)を聞いてい
ると、オバマ大統領がブッシュ前大統領主催のフォーラムに招かれて行った
教育に関するスピーチのなかで A is all about B が 否定で使われていた。
Improving the education system isn't all about government and politics.
:教育制度の改善は、政府や政治の力だけでは実現できない。
Government can build the best schools with the best teachers.
:政府は最高の学校を建設し、最高の先生をつけることができる。
But we can't run the PTA
:しかし、政府にPTAの運営や
or chaperon the field trips
:社会見学の付き添いはできない。
or monitor the kids after school
:放課後子供の様子を見たり、
or have them sit down and do their homework at night.
:しっかり宿題をやらせたりすることもできない。
A is all about B は、
「院試塾ブログインターネット大学院予備校代表・畑中泰道のブログ」(2005年7月18日公開)
を見るまで、感覚的な理解の域を出なかった。
上の赤字の英文も、どうしてそう訳すのか文法的にうまく説明できなかった。
たしかに、Longman English Dictionary Online に A is all about B の用法は
載っている。そこには次のような定義と例文が書いてある。
if an organization, a job, an activity etc is about something, that is its basic
purpose:
しかし、about が basic purpose という意味に転じる理由がわからなかった。
そのため、A is all about B に対する私の理解は、長年、理屈に支えられること
なく、曖昧模糊とした状態にあった。
そして、今日。
CNN News Updateを聞いて、この記事のタイトルを A is all about B に決めた
後、この形を検索してみることを思いついた。
すると、なんとこの形をそのまま使って図解しているブログを発見した。
それが、
「院試塾ブログインターネット大学院予備校代表・畑中泰道のブログ」(2005年7月18日公開)
である。
それによると、A is about B が「AがBの周りにある」を意味することから考えれ
ば、「B=中心/A=周辺」という構図が成り立ち、ここから「B=Aにとってもっと
も大事なこと/Aの本質」という解釈が得られるという。
「快刀乱麻を断つ」とはまさにこのことだ。
この about は「~について」ではなく、「~の周りに」を意味していたのだ。
言われてみればそうだと気づくことができるが、自分ではなかなか気づくことがで
きないこと。
基本とはそういうものだ。
That's what basics are all about.
これで、この形は完全にマスターした。
とてもうれしい!最高の気分だ。
I'm on cloud nine. Couldn't be better.
「院試塾ブログインターネット大学院予備校代表・畑中泰道のブログ」(2005年7月18日公開)
に感謝します。
どうもありがとうございました。