遠い日10父の手のひらから温かい風を感じた「無茶はしては駄目だと何度も言ってきた」私は泣きながら父にしがみついたが裏庭から駆けつけた兄三人を見た父がふわりと風を吹かせ私を飛ばした大きな魔物に振り返りながら父は言った「よく聞け!我が名はアイオロスだ!」