研修旅行に行っている

あっくんから電話が来た。



「今お風呂から上がった」


受話器から

後ろで

あっくんを呼ぶ女の声がする。



「誰か呼んでるよ?」


「あー。いいんだ。

みぃ。何してた?」



あっくんの横で

あっくんをからかう男子の声と

やたらとあっくんを呼ぶ女の声が聞こえる。


ピンと来た


カナだ。



「ねぇ?さっきからあっくん呼んでるのってカナ?」


「ん?あぁ・・・」


気まずい返事を返した。


「そっか。」


気にしないフリをしたら


ヤヨイとナナが現れたらしく電話を代わった


「心配しなくって大丈夫だからね!写真もいっぱい撮ったからね~」


2人が安心させてくれた。




「あっくん?」


「ん?」



「好き」



自分に言い聞かせたかった。




「どうした?突然」



「言いたくなった。あっくんは?」



「今は、言えない」



「あー。嫌いなんだ?!」


「そんなわけ無いだろ!!!」


「じゃー。言って」


「ここでは・・・勘弁して・・・」



「ヤダ。言って」








「好き」


すんごい小さい声で言った。


何だか嬉しかった。