昨日は、堤真一主演の【るつぼ】を
観に行きました。
場所は森ノ宮ピロティホール。
お店から近くて便利
アーサー・ミラーの戯曲は、十七世紀に
マサチューセッツ・セイラムで実際に
起こった魔女裁判を題材にしていて、
集団心理・信仰心・自尊心・愛と性・
人の罪・人の弱さ、
そして誇り高い善き人の真の強さ等が、
とても丁寧に分かりやすく描かれています。
演出をしたジョナサン・マンビィは
二十世紀最高の戯曲と称している
そうですが、確かに、すごく濃厚で
重いストーリーなのに自然と
引き込まれてしまいました。
理不尽な事が目の前で進んでいく事を
止められない歯痒さは今まで
経験した事がない感情で、恐怖です。
溝端淳平の牧師と一緒に頭をかかえて
崩れ落ちそうな感じ。
そして舞台転換時の群舞などが素晴らしく、
感情をブツブツ切らずに
その世界に居られるんですよね。
素晴らしい演出と振付だったと思います。
主演の堤真一さんは途中から、
毎日畑を耕す農夫のジョンにしか
見えなくなって来ます。
セリフも明瞭で素晴らしかったなぁ。
奥さん役の松雪さんも暗くて冷たそうな
ジトッとした女性に説得力がありました。
他の役者さんも熱演でした。
ラストシーンは堤真一の演技で、
涙しつつも納得してしまう、というか、
そうだね、その方がいいね、と
言ってあげたくなります。
⬅️3時間の内に激しく感情移入してる私 💦
集団心理って恐い。
個として生き抜くのは難しい。
でも命がけで善き人でいようとする
ジョンの強さを突き付けられて、
その神々しさに共感してしまいます。
やはり舞台鑑賞は大好き。刺激的です。

