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チネイザン(氣内臓療法)では臍への施術に重きを置きます
臍(腹)について再考してみました
ーチネイザンにおける「臍(へそ)」の意味 ー
私たちの身体のちょうど真ん中にある「臍(へそ)」は
ふだん意識することは少ないかもしれませんが、東洋医学、日本の身体観、そして世界各地の伝承をひもとくと、臍は一貫して「いのちの中心」「感情と霊性のハブ」として捉えられてきました
チネイザン(氣内臓療法)において、臍へのアプローチがとても大切にされるのは、単に解剖学的な理由だけではありません
そこには、人が古くから感じ取ってきた深い身体感覚と情動の知恵が息づいています
東洋医学で見る「臍=神闕(しんけつ)」
東洋医学では、臍の中央は任脈に属する神闕と呼ばれます
神闕は「命門の前の門」「気の府」とされ、全身の気・血・津液、そして臓腑の働きを統合する要所です
興味深いのは、神闕が消化や循環だけでなく、情動の安定と深く結びつくポイントとして説明されてきたことです
温灸や貼付薬などの穏やかな刺激は、自律神経を整え、内臓の緊張をゆるめると同時に、心の張りつめをほどくと考えられてきました
古い文献の中には、
「生きる気力を失った状態」
「深い落ち込みや虚無感」
といった“情志”の乱れに神闕を用いるという記述も見られます。
つまり臍は、身体と心が同時に弱るとき、最後に灯りをともす場所として、大切に扱われてきたのです
チネイザンで臍に触れるということ
チネイザンの施術で臍を中心に扱うのは
そこが内臓の交差点であると同時に、感情と記憶の集積点だからです
臍まわりの硬さ、冷え、違和感は
・長く溜め込まれた緊張
・言葉にならなかった感情
・がんばり続けてきた証
であることも少なくありません
やさしく、深く、呼吸とともに臍に触れていくと、
身体が先にゆるみ、あとから感情がほどけていくことがあります
それは「治そう」とする行為ではなく
いのちの中心に、そっと戻るプロセスです
チネイザンは、臍を通して
「身体が本来知っているリズム」
「安心して生きる感覚」
を思い出す時間なのだと、考えています
ー 臍から、いのちは整うー
臍は、過去(母とのつながり)と現在(いまの呼吸)
そして未来(生きる力)を結ぶ場所
だから、チネイザンでは臍を大切にします
忙しさや情報に追われ、頭で生きがちな現代だからこそ
ときどき臍に意識を戻し
「腹で感じる」
「腹で呼吸する」
時間を持ってみてください
そこには
思っている以上に静かで
力強い回復の入り口があなたを待っています
チネイザン・クラニオセイクラル
金曜日のチネイザン
