長年愛用している堀越窯の溝のないすり鉢。
昔、ふらっと入った店で一目惚れしたけど小さいサイズしかなく、山口県の窯元に直接電話して大きめサイズを特注し、半年後にやっと届いたものです。
待たせたお詫びにとミニ鉢を同梱して下さいました。
ミニはおちょことして使って下さい、という直筆のお手紙が添えられていました。
この溝なしすり鉢は、すったものが溝に詰まらず衛生的、ゴムヘラで無駄なくきれいにぬぐえる、洗うのが簡単、など良いこと尽くめです。
今月の料理教室で使ったら、同じ物を欲しがる生徒さんが多数。
そこで、皆さんに窯元のご連絡先をお教えしたら、なんと作家さんは3年前に他界され、窯の後継者もおられないとのこと。
この美しいすり鉢がもう作られないなんて本当に残念です。
ご冥福を心よりお祈りいたします。
絶対に壊さないよう、大切に大切に使います。
1月のレッスンでは、くるみをすり鉢でつぶして作る特製ドレッシングのサラダをご紹介しています。
すりたての香ばしいくるみが絶品です