皆様いかがお過ごしでしょうか。
どうも雲辺寺でございます。
本日は雲辺寺の日常についてお送りいたします。
台風が過ぎ去り、
境内を見渡すと…
本当に台風が通過したのか⁈と思うほど
荒れておりませんでした。
雲辺寺では一通りブロアで掃除するだけで済みましたので良かったのですが…
他地域では甚大な被害が出ております。
心よりお見舞い申し上げます。
さて、
本日は少しコアな話題ではありますが、
位牌から過去帳への転記についてお送りいたします。
位牌、過去帳
この文言を見ただけで難しいと思われたかもしれませんが、ぜひ読んでいただきたいです。
1枚目の写真は
江戸時代から平成までの位牌約30基です。
雲辺寺の檀家様よりお預かりいたしました。
江戸でも1番古い位牌は元禄時代ですから、
ここまで古い位牌をお持ちの雲辺寺の檀家さまは
かなりの少数派です。
それだけ
大切に供養しているという証拠でもあります。
ご先祖が多いお家では
全ての方を位牌で供養することは
余程大きな仏壇でない限り
限度があります。
それを解決するためには…
2枚目の写真にある
過去帳への転記が有力な方法です。
これは経本のようになっており、
上側には日付がふってあります。
命日の年月日の「日」に合わせて
3枚目の写真のように書き込んでいきます。
戒名、命日、続柄、俗名、行年を2行に渡って書き込んでいきます。
ご先祖が多いというお方は
このような方法を取ってみても良いかもしれません。
僧侶は
過去帳に書き込む際に
一言一句間違えることができないプレッシャーと
戦っております。
書き込む数が多ければ多いほど、
そのプレッシャーは右手に重くのしかかります。
本日はこの辺りで
失礼いたします。
あっ……
まち…
が…が…
合掌