父は、穏やかな柔らかい表情で眠っていた。
いつものパジャマに、いつもの枕に。
和室の電球が切れかけていて、ちかちかとうるさい音が響いていた。
早朝から普段通り仕事に行っていた妹。
妹の仕事先に、父の透析の病院へ連絡がいく。
この日は、透析日では無いのに。
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実家から、病院へ何度も電話がかかってきている、
電話の主(母)が、何を伝えたいのかが分からない、
問いかけても、答えが分からないため、連絡した
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といった旨の電話があり、
急いで、実家に帰宅した妹。
父の異常を発見した母が、妹に事情を伝える。
リビングの炬燵で横になる父、
いつもの くつろいでいる父の姿だった。
朝食を食べ、お茶を飲み、母の問いかけに返事をしたそうだ。
ただ、父は 目をつむり 息をしていなかった。
母は 何度も体をゆすったが、目を開けなかった父の様子をみて、
透析の病院へ連絡をいれたそうだ。
そこから、妹が119番へ連絡し、救急車が到着する。
蘇生が必要ではない状態だと判明し、警察の到着を待つことに。
様々なことを、警察から妹は聞かれたそうだ。
誰がいたのか、物の位置、金銭の状況、
こんなことも、聞くのか?
と妹は驚いたそうだ。
警察から連絡を受けた医師が到着し、父の状況を確認する。
医師が帰ったころ、私が到着した。
妹は、ただただ、慌ただしく 様々な人が出入りすることに驚いていた。