Amazonプライムで、『イーディ、83歳 はじめての山登り』という映画を見ました。
83歳のイギリス老婦人が主役の映画です。
冒頭部分のあらすじをサクッと書きますと、
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30年間を夫の介護に捧げてきたイーディ。
夫のため家族のために、自分を押し殺して人生を送ってきた。
夫が亡くなり3年がたち、娘はイーディへ老人介護施設への入居をすすめる。
人生の終わりを感じ、やるせない気持ちになるイーディ。
そんな時に父親からの古い絵葉書をみて、父親と一緒に登るつもりだったスコットランドの山へ行こうと決意します。
「数日 家を空けることにした」と、娘の留守番電話に伝言を残し出発します。
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で、視聴者の予想通り、これがまぁ大変なわけなんですよ。
そこで、もう一人の主役ジョニーが登場。
ジョニーはキャンプ用品店で働く若者。
最初はお金目当てでイーディに近づきますが、イーディの想いに触れて徐々に気持ちが変わっていきます。ジョニーは、根は親切で優しい若者なのです。
頂上間近で、二人が交わすセリフがとてもよかった。
「頑張ったよ これは失敗じゃない 精一杯さ」と言い、下山を勧めるジョニー。
それに対し、イーディは、
人生の大半を やり直したいと思ってきた
それを後悔しているの
そんな人生にしちゃダメよ
私は何もせずに人生をムダにしてきた ここで諦めるわけにいかない
(セリフは字幕から引用しました。)
そう答え、ジョニーに助けてもらいながら、頂上を目指します。
この映画のメインメッセージは、「何も遅すぎることはない」ということだと思いますが、
「人生を後悔しているなら、今から変えよう」
「一人じゃ生きられない。人の助けを受け入れることが必要な時もある」
そんなメッセージもあるのかなと思いました。
登頂して映画が終わるところが良かった。
登頂した後、大変よ。これは私の勝手な想像ですが、
ジョニーはフィオナとうまくやっていけないかもしれないし、
イーディの娘も、「数日家を空けるって、いったいどこ行っちゃってんのよ!!」って心配しているだろうし。
どえりゃー、こっちゃですよ。
地味だけど心に残る良質な映画でした。